八十六話 ページ40
ガチャ
『え？』
弦月さんの部屋に入った後に、なぜか部屋に鍵をかけられる
弦月「Aちゃんには、僕の"演奏"を聞いて欲しいんだ。」
『演奏…？』
弦月「そう。僕の個人特有魔法」
弦月さんは、なにもない場所からピアノを取り出す。そして、綺麗でどこか儚い美しい音色を響かせる。
『…ッ！』
綺麗な音色から、激しいような叫びたくなるような音色に変わる。キーーンと耳鳴りもして今すぐ、耳を閉じたい。だが、閉じたいと思っているのに、"手が動かない"
弦月「あ、効いてきた？」
『ッ！は？』
弦月「僕は嫌だったんだよ？でも、夢追さんがさぁ、Aちゃんを学園から追い出してって命令してきたんだよねぇ」
弦月さんは、艶然と微笑みながら、こちらに近づいてくる。が、さっきと同じように手含め体が動かない
『…なにをさせたいの？』
弦月「ありがとう。乱暴な真似はしたくなかったからさ。その様子だとすぐにすみそう」
弦月さんは、私の目の前にいつのまに取られていたのか、私のスマホが出された
弦月「君から言ってくんない？学園の方に。私は学園を抜け、学院に入りますって」
『…え？』
夢追さん含め、学院の人は分からない。無理やりそっち側に連れて行って、私がなんの信頼もないまま学院の自己満で私をそっちに連れて行ってなにが嬉しいのか、楽しいのかが分からない
現に、弦月さんもニコッとした顔でなんの躊躇いも後悔もなさそうな顔でこちらにスマホを出している
『わ、かりました』
だが、忘れていたがこの人たちは学園の寮を壊すくらいの暴れん坊で、それほどの実力があるということだ。無闇に私一人の意思で否定をし、学園が悪い方向になったら嫌だ。だから、私は動けるようになった手で弦月さんの手からスマホを取る
『…あの、学園長
私、学院に入ります。』
弦月さんは、よくやったというふうに私に微笑みかけ、スマホを取ろうとする
『あ、最後の頼みです。明那に伝えといてください。必ず会いに行くと』
それだけを伝え、電話を切る
弦月「…なに？今の」
『友人。いえ、もっと深い仲の奴への最後のメッセージですよ。それくらいは許してください』
弦月「ふぅん？まぁいいよ。」
弦月さんがパンッと手を叩くと、手だけ動いてたのが、体も動けるようになる。
『最後の悪あがきだからね。伝われ明那!』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 697人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
頭おかしい人間8号 - すみません！あまり、知らなくて汗最近、物語を考える力が衰えていってしまっています。巷で言うスランプになってしまいました。すみません。頑張ります！ (4月16日 23時) (
レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 青崎じゃなくて春崎ですよ！無理せずに頑張ってください！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！ (4月15日 6時) (レス) @page36 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - の〜さん（旧もこ）さん» おけです！日本語に戻します！そんなこと言って守ってくれる王子様は一向に私の元へはきてくれません (3月30日 7時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 自分的には日本語の方が分かりやすいです()更新お疲れ様です！kyng俺が守るはカッコよすぎ() (3月30日 6時) (レス) @page27 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» ありがとうございます✨無理せずに頑張ってください！本当に嬉しいです(´；ω；｀) (3月29日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：頭おかしい人間8号 | 作成日時：2024年3月18日 23時
