三十五話 ページ37
学校内へ魔物の侵入事件があってから、一週間後経ったある日、机の中から生徒会からの果たし状を見つけた。白い紙には、筆で「昼休み生徒会室にて待つ」と書かれていた。
『成敗されるのか？私』
「席に座れ」と声がし、その方向に顔を向ける。私だけじゃなくE組のひとたち全員がだ。
何故なら、この教室にそんなことを言う人がいないからだ。つまり、この人は教師なんだ。いや、教師だったんだ。
なんの授業も受けさせてくれない奴は教師とは呼べない。
先生「昨日から、小柳ロウはA組へと進級した。」
周りがざわざわとする。
確かに、今日は毎日のように見かけるロウさんはいなかった。
先生「理由は、彼の能力が強力化したからだ。出来損ないのお前らもせいぜいA組に行けるように頑張れよ」
上から目線で少し頭に血がのぼる。
一つや二つ、A組の奴らにも苦手なことがあるはずだ。能力なんかでクラスを決めるものじゃない。
能力が弱い人は、望んでもいない能力を勝手に神様からもらい、その望んでもいない能力で勝手に「成功作」と「出来損ない」で分けられる。悲しい人生だ。
____何故人々は、順位を決めたがるのか。
順位を決めなければ、みんなhappyなのに、何故順位を決めるのだろうか。
「あの子はできている子だからテストも毎回100点なんでしょうね」なんて言う奴がいる。一見褒めてそうに見えてその言葉は鎖となる。
鎖となったその言葉は人を自由にさせてくれない。人を縛り、縛り、縛る。
A組はそうなのだろう。
いらない変なプレッシャーを感じ、人から勝手に上げ下げされた評価を守れるよう、越えられるよう頑張る。
醜い世の中だ。
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頭おかしい人間8号 - わぁ！マジでしてくれたwコメントありがとうございます！更新頑張ります！！二章に行くと思うので、これからも見てって下さい！ (3月18日 22時) (
レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
不運なんだよねぇ(プロフ) - めっちゃ好きなお話です！更新頑張って下さい！ (3月18日 18時) (レス) id: ba838741e0 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - misakiさん» 夢主ちゃんどうやって倒した？ってなりますねw！魔法を使っているシーンを間違って消してしまったのはすみません！！三十六話の方も直しておきますね！ (3月12日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
misaki(プロフ) - 読み返していたのですが29話と30話の間の夢主ちゃんの魔法を使った所が無くなっています。36話で夢主ちゃんの魔法は分かりますがちょっと分かりにくいので個人的には今後振り返り描写とかを予定してなければ戻して欲しいです。更新お疲れ様です！ありがとうございます！ (3月11日 11時) (レス) id: 3e6d84c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！！！参考になります;; (3月10日 16時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭おかしい人間8号 | 作成日時：2024年2月18日 23時
