二十一話 ページ22
女「はッ？あんた誰よ。」
『そこを通ったただの女子生徒だよ。君、葵さんを魔法で拘束したよね？身動きが取れない彼女をいたぶって楽しいかな？』
女「ッ…うざ」
『本望だよ。あと私、スマホで録音してるんだよね。分かる？これは脅しだよ。』
女「ッ…あんた何組？私はA組よwいないってことは、違う組なんでしょぉ？」
『うん。E組だよ。』
女「ハッwww なに？ E組ごときががA組様に脅し？効かないんだよ！」
『そうか…ねぇ、葵さん』
花咲「なに…？」
『葵さんは、 E組とA組やB組はどうあるべきだと思う？』
ただ単純なお話だ。
私が彼女に聞きたいのは私のような落ちこぼれ E組とあなたたちのような強気で素晴らしい最高傑作のA組とB組のみなさんがどのようにあるべきなのか。
彼女の返答次第で私の気持ちは変わる。彼女が「 E組が犬、A組とB組がご主人のような関係であるべき」と答えるなら、私はこの場を去り、録音を消す。「対等であるべき」と答えたら、私はこの録音を生徒会長にでもなんでも晒す。
彼女の答えは
花咲「"対等であるべき"だと思うよ。おんなじ人間なのに、差別するなんておかしい」
『ッ！そうだよね。さて、彼女のように心が汚い人とあなたみたいに心がゲス汚い人。どっちがこの学校の王子様にモテるかな？』
女「ッ！覚えておきなさいよ！』
多分、忘れているだろう。
彼女がお決まりのセリフを吐いて去ってから、二分くらいが立った時、葵さんを拘束していたらしい魔法がとけ、葵さんは自由になる。
花咲「ありがとう！お陰様で助かったよ」
『どういたしまして。ねぇ、LINE交換して』
花咲「？いいけど、」
『これ、生徒会長様にでも誰にでもいいから聞かせてよ。一回自分で聞いてみて、使いたい場面で使ったらいい。』
花咲「これ！…ありがとう！」
『全然。葵さんは守ってあげたくなるね』
花咲「ッ〜！！！」
彼女はとても素直だ。
そして、彼たちこの学校の王子様が葵さんに好意を寄せるのも納得できる。私も彼女のかわいらしい姿にクルものがあった。
私がその場を去ろうとすると、袖をキュッと捕まれ、少し引かれる
『うおっ』
花咲「あっ！ごめん！あの…名前聞いてもいい？」
『桃宮Aだよ、よろしくね』
花咲「うんっ」
彼女は、俯きながら去っていく。私の横を通り過ぎた彼女の耳が少し赤かったのは気のせいにしてやろう。
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頭おかしい人間8号 - わぁ！マジでしてくれたwコメントありがとうございます！更新頑張ります！！二章に行くと思うので、これからも見てって下さい！ (3月18日 22時) (
レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
不運なんだよねぇ(プロフ) - めっちゃ好きなお話です！更新頑張って下さい！ (3月18日 18時) (レス) id: ba838741e0 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - misakiさん» 夢主ちゃんどうやって倒した？ってなりますねw！魔法を使っているシーンを間違って消してしまったのはすみません！！三十六話の方も直しておきますね！ (3月12日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
misaki(プロフ) - 読み返していたのですが29話と30話の間の夢主ちゃんの魔法を使った所が無くなっています。36話で夢主ちゃんの魔法は分かりますがちょっと分かりにくいので個人的には今後振り返り描写とかを予定してなければ戻して欲しいです。更新お疲れ様です！ありがとうございます！ (3月11日 11時) (レス) id: 3e6d84c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！！！参考になります;; (3月10日 16時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭おかしい人間8号 | 作成日時：2024年2月18日 23時
