・ ページ10
ハルトside
HR「遅い」
『…すみません』
DY「はぁ…元気そうで良かった」
JW「詳しくは家帰ってからだからね」
『はい…』
あれからドタバタしながらもあの後の競技は終わって、左腕を怪我したAだけど、あの後は湿布やらテーピングを貼って、最後の代表リレーも参加していた
俺らもジョンファン経由でやめろって伝えたけど、全く聞き耳も持たずにアンカーで走りきっていた
体育祭の結果は学年では3年が優勝、そして全クラスの総合優勝ではドヨンイヒョンのクラスが優勝した
そして今は帰り道にある家の近くの公園でA、ジョンファンの2人と合流した
俺達の心配を読み取ったのか、いつもならバレるから嫌がるAもあっさりOKしてくれた
HR「お前なんで代表リレー出たの?出んなって言ったよね」
『だって…急すぎて代わりなんか見つからないし…』
DY「でも怪我してるんだよ?また転んだりしたら大変なのに」
『足じゃないし、そんな酷くないから大丈夫だったもん…』
JW「…バカ」
『…そんな言わなくても』
男4人の真ん中で歩くA
心做しか、いつもより一回り小さく見えるAは申し訳なさそうに歩いている
HR「怪我人は大人しくしてろ」
『あっ』
右隣に居た俺が無理やりAの鞄をとって持ち直すと、また申し訳なさそうにこっちを見てきた
JW「心配してるの、俺らだけじゃないからね」
『…オッパ達に連絡したの?』
JW「本当は自分でしてもらいたいけど、絶対しないと思ったから」
『…うぅ……帰りたくないかも』
DY「こら、そんな事言わないの」
ジョンウの言葉に足を止めたAだけど、結局ドヨンイヒョンに腰を持たれて無理やり歩かされるはめに
SJ「ま、Aのせいで落ちた訳じゃないしそんな説教は無いんじゃない?」
『…!確かに!』
SJ「騎馬戦に関してはね」
『……』
SJ「俺だってリレー止めたからね?知ってるよね?」
『…はい』
これはジョンファナも相当怒ってるみたいだな…ㅋ
大人しいドヨンイヒョンもAが落ちた時は焦ってたし、家にいるヒョン達も今日に限って誰もバイト入れてなくて、連絡した直後に俺ら4人にそれぞれ電話がかかってきたくらい
そして家に帰ったあとは案の定一人一人からしっかり説教と心配の嵐を受けたAでした
もうこれ以上心配はかけないで
Aが何より大切だから
296人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おもち | 作成日時:2024年3月20日 15時