過保護ハウス 2 (ページ8)

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ドヨンside

HR「お、ションファナ」

SJ「ヒョン達おつかれ〜」

昼休憩が終わって校庭に続々と生徒が集まる中、俺の元にルトとジョンウ、そして後からジョンファンが合流した

JW「1人？」

SJ「うん。え、だってこれから出るよ？」

HR「は？」

DY「騎馬戦出るの？」

JW「聞いてない」

女の子達が近くに集まってきたのがみんな分かったのか、Aの名前を出さずに会話を続ける
代表リレーは出るの知ってたけど、騎馬戦まで出るなんて…

DY「1番怪我しやすいのに…」

HR「なんでこんなん出るん」

JW「…あ、あそこにいる。アユちゃんも一緒だね」

俺らがこんな会話をしている最中も向こうの進行は始まって、入場が始まった

SJ「知らなかったって事はさ、上に乗るのも知らないよね」

HR「は？」

SJ「アユも止めたみたいだけど、1番軽い人が上にって話になって、Aが上に乗るんだよ」

DY「こら、もう少し声落として」

ルトもジョンウも少し怒りが湧いてきていて、声の音量も上がってきてるし、ジョンファンなんかもう名前を出している
もちろん、Aが心配なのはわかる
俺だって今すぐにでも止めに行きたいほど

JW「うわ…まじで上じゃん…」

HR「まじ怪我したら許さない」

俺からしたら怪我させたら許さないも入るけどな〜…
相手は2年で少なからずAとジョンファンが幼馴染ってことを知ってる人はいるはずだし、よく思ってない人もいると思う
まぁ、そんな人居たら大変なことになるけど

でも俺達の思うようには上手くいかなくて、競技が始まった瞬間、明らかに分かるくらいAを狙う2年が居た

JW「…あれアリ？」

HR「俺のクラスの女じゃね？」

SJ「…」

DY「結構押してるね…」

Aは一生懸命に帽子を取ろうとしてるけど、それ以前に2年生の子に肩などを押されている
周りの人は全体を見てるからあんま気づかないだろうけど、俺達はAだけに気を取られすぎていて、もうそこにしか目がいかなかった

なんとか耐えていたAだけど、下の支える係までもが参戦し始めてAを支えているアユちゃん達も崩れてきていた

SJ「…あっ、！！」

HR「ﾁｯ…」

JW「ｯ…」

そして2年生の子が強い力で押したのか、Aの乗っていた騎馬が崩れ、思いっきりAが上から落ちた

DY「…Aｯ、」