過保護ハウス 2 (ページ5)

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ジョンウside

借り物競争が始まって、あっという間に俺の番になった
違うクラスだけど、俺達の仲だからなのか、ルトがファイティンと俺に言ってきた
さっきまではA連れてくとか言ってから結構本気で心配したけど、多分冗談だから気にしないでおく

ﾊﾟﾝｯ

ピストルがなった瞬間俺の横にいた人達が全員走り出す
みんながほぼ同時にお題が書いてある紙にたどり着き、それぞれ選んだお題を見る

"家族のような人"

これが俺のお題だった

この学校で家族のような人なんて限られてる
それはもちろんシェアハウスをしている4人で、その選択肢の中にAも入ってる

JW「どうするかな…」

俺が悩んでいる間にも他の人達はお題に合う人を探しに走りに行ってる
俺も急がないと…と思った矢先、視界にある人物が入ってきた

JW「…ヒョンっ！！」

DY「え？」

JW「ヒョンじゃないと無理！！」

DY「はいはい行くからㅋ」

ルトは次走るから絶対嫌がるし、ジョンファナもAの隣にいるから呼んだら嫌な顔されそう
Aは言わずもがな、絶対ダメ
そんなの消去法で1人しか残らない
入場口付近で見ていたドヨンイヒョンを引っ張ってなんとかゴールテープまで走る

「2年生1位でゴール！！！」

「お題は家族のような人でした！！」

他の人たちよりも早くお題の人物を見つけられたからなのか、なんとか1位でゴール
ヒョンの腕引っ張りながら走っちゃったから隣でヒョンが結構疲れてるㅋ

JW「ヒョン、ミアネㅋ」

DY「そのお題、僕で良かったの？」

JW「ヒョンしかいないよ」

DY「1年でも良かったのに」

JW「あれ見ても言える？」

大分落ち着いてきたヒョンに1年のテントの方を指さしながら言うと、俺と同じ光景を見たヒョンは苦笑いをした

DY「ジョンファナ、べったりだね」

JW「さすがにあそこは行けなかった」

1年のクラスのテントの下で隣同士でくっついているAとジョンファン
まぁ、ジョンファンが一方的にくっついてるだけなんだけど…ㅋ

DY「でもまぁ、1位おめでとう。僕も最後にいい思い出になったよ、ありがとうジョンウ」

JW「ううん、こちらこそ」

ヒョンとハグを交わした後、1位の列に戻り、次のルトの方を見る
足は早いし、そこら辺は心配してないけど、どのお題を引くかが問題
女絡みだけは引いて欲しくないけどね…