・ ページ15
ヨシside
HR「お前めっちゃ怪しいで」
『これくらいしないと分かっちゃうから!』
AS「マスクはいらんやろ」
YS「メガネも取っていいと思うけど…」
『えー…』
結局家に居た全員が買い物に行くと言って、ハルト、アサヒ、ジェヒョク、ジョンウ、ジョンファン、Aと俺の7人で電車に乗って少し遠くに買い物に行くことになった。
今は4人で電車に居て、他の3人は違う号車に乗ってる。
理由として、人が多いとバレるからやだと言ったAのお願いだった。
じゃんけんに買った俺らがAと一緒に居ることになったけど、背が高くて同じ学校のハルトが居ることを知った時は分かりやすく嫌な顔してたなㅋ
AS「靴どーいうの欲しいん?」
『これ!このピンクのスニーカー可愛くない?』
そう言いながら俺らにスマホの画面を見せるA
HR「それこの前も言ってなかった?」
『あれ、オッパに見したっけ?』
HR「見た」
YS「おっ、それええやん」
『だよね!?』
今日は休日ってこともあってか、電車の中は多少混んでいて、俺ら4人はドア側に立っている状態。
Aは気にしてへんかもしれんけど、俺らは意識してAの事守ってんで?
『ルトオッパ、近い』
HR「隠してあげてんの」
『はぁー、オッパに壁ドンされたら学校の子は喜ぶのに』
AS「お前は喜ばないって?ㅋ」
『オッパ達の顔見すぎてときめくもんもときめかないよ』
HR「お前酷いな」
Aを隅に寄せて3人で囲むように立つ。
ハルトは隠して上げてるって言ってるけど、ほんまは可愛い妹の顔見られたくないからやねんな。
『…やっぱりマスクとる』
YS「どしたん?」
『あっつい』
AS「帽子だけで十分やろ」
マスクを外したAはメガネをアサヒにいじられていて、結局メガネも外されていた。
『オッパ責任取れんの?』
AS「双子のもう1人の兄ちゃんが取ってくれるよ」
『まだ双子設定抜けないの?』
AS「抜けるも何もお前がクラスの子にそう言ったんやろ」
『はぁ…ヨシオッパなら良かったのに』
YS「ははっㅋ 俺の妹になる?」
アサヒにボロボロに言い負かされたAが俺の方に寄りかかって拗ねた顔して俺の方を見てきた。
『もう既にみんなの妹みたいなもんだよ』
ずっと前から可愛い妹だよ。
そんな思いを込めて、俺に寄りかかるAの頭を優しく撫でた。
アサヒとハルトの顔を見れば、2人も微笑んでAの事を見つめていた。
296人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おもち | 作成日時:2024年3月20日 15時