鬼畜 ページ4
ﾊﾟﾝｯ
貴「……っ、」
ビシッとＢＢ弾が私の頭に直撃する。
ここは軍の訓練を行う学校だ。
あれから結局、私はコネシマと共にこの学校へと転校した
エーミール先生に相談したらまさかの『貴方の好きにしてください。私はそれをサポートするだけです』
と言われた時は本当にビックリした
キ『あ、A！！ドンマイドンマイ、まだまだこれからだって』ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯ
レ『そうそう、あの兄弟相手にあそこまでもったら上出来やで』ﾊﾟｯﾊﾟ
いや、訂正しよう。コネシマと共に、ではなく、
いつも私と一緒にいてくれる友達の約半数が軍の学校に入学したようだ。
私も入学した後でそれを知らされたのでほんっとうにビックリした
貴『……どうしても背中を取られたら反応できないんだ…』ﾊﾟｯﾊﾟ
そりゃ聴こえないのだから当たり前になのだけれど、それでも悔しい
エ『随分負け続きですね。Aさん』ﾊﾟｯﾊﾟ
エーミール先生はそう私に手話で伝える。
貴「………っ、」
コネシマはもう既にここの学校で剣術のトップランカーへと登っている。
それがなおのこと私を焦らせていた
せっかく付いてきたのに足でまといにだけはなりたくない！
エ『……ふむ、では一つ、私がAさんを訓練してあげましょう』ﾊﾟﾊﾟｯ
貴「！！！」
貴『本当ですか！！？』ﾊﾟｯﾊﾟ
エ「ええ勿論。ではこっちに来てください」
………？
貴『えっと、、手話でお願いしてもいいですか？』ﾊﾟｯﾊﾟ
するとエーミール先生はクスリと笑って、
エ『もう訓練は始まっているんですよ？読唇術位出来ないと後々苦労するんですから。
ほら、行きますよ』ﾊﾟﾊﾟｯ
貴「…………(絶句)」
レ･キ「………(ドン引き)」
それからの訓練は思い出したくもない。
でも、分かったこともあった。
どうやら私は両利きらしく、どうせなら二刀流でいいのでは？というエーミール先生のアドバイスから常に腰には剣が2つぶら下がっている
ｶﾞｯ
私は黙って尻餅をつくこの学校トップのスナイパー兄弟の片割れを見る
弟の首には竹刀がきちんと宛てがわれていることから、どう見ても私の勝ちだ
貴「………」
弟「………惚れた」ﾎﾞｿｯ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ナーンテコトガアッタナー
私は目の前の地獄絵図を見て呆然とそんなことを考えた
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しゃりこw(プロフ) - 蘭菊さん» 身近に居られるのですね！、私も両親が耳が不自由なので…！返信ありがとうございました。こちらこそ本当に嬉しいです！ (2017年6月3日 18時) (
レス) id: 6e0192e497 (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - しゃりこwさん» そう言ってもらえるなんて感激です！一応友人にそういう方がいて『そういう方々』がどういうふうな考え方をしているのか、それを知ってもらいたくて書きました。なのでしゃりこwさんのような感想は本当に嬉しいです (2017年6月3日 17時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃりこw(プロフ) - 初めまして、読ませていただきました。正直聲の形を元にという言葉を読んだ時差別的なものになってしまうのでは、と考えてしまいましたがそんなことは無くとても感動するお話でした。ありがとうございました (2017年6月3日 16時) (レス) id: 6e0192e497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月23日 14時
