無言（汗） ページ3
side貴女
貴「…え」
ﾎﾟﾛﾘｯ とせっかく作っただしまきたまごが弁当の中へと再び戻る
コ『……軍に、入ろうと思ってんねん』ﾊﾟｯﾊﾟ
でも、、
コ『そんな心配そうな顔をせんといてくれ……。』ﾊﾟﾊﾟｯ
やっぱり、心配なんだな。グルッペンくんのこと…
グルッペンくんが王位についてからこの国は変わった。
臣下は国民のことを第一に考える人々から構成されていたのが、今ではいかに指揮能力があるかどうか…で形成されるようになったりとか…
国民の生活にも波ができ始めたり
コ『怖くないって言ったら嘘になるんやけどなw
だって誰かに命を捧げるなんて初めてやもん』ﾊﾟﾊﾟｯ
……むしろ初めてでいてもらわないと困る
コ『wwwそれもそうやな』ﾊﾟｯﾊﾟ
レ「なんや、コネシマくん軍に入るん？」
急にひょこり、と会話に入ってきたのはレトルトだった。
レトルトは最近仲良くなったお友達。何故か私をいたく気に入ってくれている
赤「うぇ！？コネシマくん本気？」
キ「確かに今の俺達の国は強いけどよ〜…」
西「コネシマさんがそんな事を言い出すなんて意外ですね」
ざわざわと周りがコネシマに集まってくる。
貴『……レトさん、声大きい』ﾊﾟｯﾊﾟ
レ『え〜、ごめんw』ﾊﾟﾊﾟｯ
その日は、私はそれ以上コネシマに対して何かに出来ることは無かった
貴「…たらいまぁ」
(ただいま)
家に帰っても出迎えてくれるような人はいなかった
兄さんは数年前に軍の学校に行ってしまって、高校生になった私は親族から逃げるように一人暮らしを始めている
軍…かぁ、、、グルッペンくん、元気にしてるのかな？私が転校したあと……
コネシマも……正直ちょっと抜けてるところがあるから心配だなぁ
数年前、グルッペンくんの両親が交通事故で亡くなったと聞いた時から、片時もグルッペンくんを忘れたことは無かった。
だって、今のグルッペンくんと、、私の立場は、国王に失礼かもしれないが似ているから…
でも、
やっぱり物心つく前に両方とも死んじゃった私とは、きっと比べ物にならないくらい辛いんだろうなぁ
貴「…………………」
私は無言で家の電話の前に立つとある人物に電話をかけた
電話は苦手だ。だって上手く喋れないから。
でもあの人は、私がどれだけ下手くそに話しても理解してくれる
エーミール先生
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しゃりこw(プロフ) - 蘭菊さん» 身近に居られるのですね！、私も両親が耳が不自由なので…！返信ありがとうございました。こちらこそ本当に嬉しいです！ (2017年6月3日 18時) (
レス) id: 6e0192e497 (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - しゃりこwさん» そう言ってもらえるなんて感激です！一応友人にそういう方がいて『そういう方々』がどういうふうな考え方をしているのか、それを知ってもらいたくて書きました。なのでしゃりこwさんのような感想は本当に嬉しいです (2017年6月3日 17時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃりこw(プロフ) - 初めまして、読ませていただきました。正直聲の形を元にという言葉を読んだ時差別的なものになってしまうのでは、と考えてしまいましたがそんなことは無くとても感動するお話でした。ありがとうございました (2017年6月3日 16時) (レス) id: 6e0192e497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月23日 14時
