うどん･シャオちゃ〜ん♡ ページ9
side貴女
…………
貴「……っ、やらかした」
ﾋﾟﾋﾟｯと言う電子音とともに表示される数字を見て思わずため息を漏らす
『38.3℃』
完全に熱やん…
貴「……はぁ〜、店、臨時休業せなな」
ヨロヨロと立ち上がり手作りの看板を手にマンションを降りる。
ちなみに私の店はマンションを降りて直ぐにあるので割と楽ちんだったりする
看板を置くと早々に自分の部屋のこたつに潜る。
あ〜、、、
貴「………寒いなぁ」
風邪をひくと人が恋しくなるとはよく言ったものだな。。
それでも、相手に移すわけにもいかないので誰とも会えない
貴「……シャオちゃんとデートの約束…このままやったら無理やな…」
明日のデートのためにWebデザイナーの仕事も人一倍こなしたし、スケジュールも整えて店も休みに出来たというのにこの始末……神様なんていなかった！
私はおもむろにケータイを開くとシャオちゃんにメールを送る。
貴「……ｽﾞﾋﾞｯ……はぁ」
私はまるで寂しさを紛らわすかのように意識を手放した。
あぁ、起きたら風邪なんか全部気のせいだったらどれだけいいだろうか…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾋﾟﾋﾟｯ
貴「……………」
『38.8℃』
貴「……上がってるやん…、ｽﾞﾋﾞｯ……ｹﾞﾎｯｹﾎｯ…」
ホントだったら今日は、シャオちゃんと楽しくデートを満喫していたんだろうな…
願わくばキスだって出来たかもしれないのに
貴「……喉痛い、、、頭痛い………辛いっ」
ポツリポツリと弱音が次々と口から飛び出してくる。
いけない、こんな彼女きっとシャオちゃんはめんどくさいと思うだろうな
それでもいつの間にか涙が目から伝って枕を濡らしていく
貴「……ｽﾞﾋﾞｯ………ホントとに……私のバカ」
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
軽快なリズムで玄関のチャイムがなる。
……届け物かな？ 確かに、この間頼んだ食材がそろそろ届いてもいいはずだ
貴「…………」
ﾄﾃﾄﾃ……
ｶﾞﾁｬｯ
貴「はい」
シ「よ！」
貴「お帰りください！」
ﾊﾞｧﾝ！と言う衝突音とともに扉を閉めようとしたが扉は既のところで閉じることを拒んだ
見るとシャオちゃんが足を扉に引っ掛けていた
おいおい、それドラマでよく見る借金取りとかのシーンやん…
だが、こちらだって開けるわけには行かない。私は壁に片足をかけると思いっきり扉を引く
シ「いたたたた！」
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蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» よかったです！ロボロって私の中で『頑張りや！』ってイメージが強いので(*´ｰ`*) (2017年7月11日 19時) (
レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 読ませていただきました!!!!!とっても良かったです!!!!!ありがとうございました!!!!! (2017年7月11日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせてもらいますね！今週の日曜日までにはあげます（あげたいです） (2017年6月29日 1時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 初コメ失礼致します！いつも楽しく見させていただいております！リクエストをお願いします！ロボロ×オムライス、というのはいかがでしょう？よろしくお願い致します！ (2017年6月28日 12時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - もかさん» そう言ってもらえると嬉しいです！短編集の方はこれからも思いついたらどんどん挙げていくつもりなので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2017年5月8日 22時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月14日 1時
