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カランカラン
珍しく店に客が来たようだ。ぶっちゃけると今イベント走っているので後にしてほしい
そんな店の主人あるまじき事を心の中でこっそりと愚痴りながらも、入ってきた人物は腰を下ろす
え？店の中でゲームしてるのかって？良いのだよ。どうせ常連客以外は来ないんだから
私はぱっと手元の携帯から目線を移す
エ「やあ」
貴「」
何のようだ。真っ先に思い浮かんだ言葉はこれしか無かった。あれだけこっぴどく振った後も彼はちょくちょくうちの店へと顔を出すようになっていた。
グルッペンに問い詰めると散々告白のことで冷やかされたのは記憶に新しい
貴「……、ご注文は？」
エ「コーヒーで」
貴「うちはカフェではないんやけど」
そう言いながらも手は自然と豆挽きを準備しているのだからあら不思議
貴「そんなに美味しいです？うちのコーヒーより絶対に他のカフェで出るコーヒーのが美味しいと思うんやけど」
エ「いや？少なくとも僕はここのが一番好きや」
貴「あ、そっすか」
相変わらずの塩対応にも慣れてしまったのか、彼は今や会話の一部としてそれを受け入れているらしい
貴「まったく、私のどこにそんな魅力があるのか？」ﾎﾞｿｯ
エ「しいて言うなら君の生き方に魅力を感じてるけど？」
貴「うわっ、ビックリした。 ってかしいて言うならって酷ない？」
そう言って入れたてのコーヒーを彼の目の前に置く
……とは言え、私もどこかで彼を他人から友人へと目線が変わっていることは否めない。ギリギリやけどね？
貴「………」
エ「……なんや、そんなに見つめて」
貴「あぁいや、エーミールさんって今月末暇？」
エ「んー、、、すまない、その日は講義があるんや」
貴「あ、そうか。ならいいや」
本当はその日、唯一この村が栄える日、夏祭りがあるわけなのだけれど、私はそこで今年は屋台を出すことになったのだ。
祭りは花火も上がることから観光客から都会の住人までわんさかと集まってくる。
村としては絶好の稼ぎ時なのだ
暇なら一緒に、と思っちのだが無理ならまあ仕方ないか。屋台の仕事手伝ってもらおうと思ったのに
エ「ご馳走さま」
貴「はいはい。ありがとうございます」
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蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» よかったです！ロボロって私の中で『頑張りや！』ってイメージが強いので(*´ｰ`*) (2017年7月11日 19時) (
レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 読ませていただきました!!!!!とっても良かったです!!!!!ありがとうございました!!!!! (2017年7月11日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせてもらいますね！今週の日曜日までにはあげます（あげたいです） (2017年6月29日 1時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 初コメ失礼致します！いつも楽しく見させていただいております！リクエストをお願いします！ロボロ×オムライス、というのはいかがでしょう？よろしくお願い致します！ (2017年6月28日 12時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - もかさん» そう言ってもらえると嬉しいです！短編集の方はこれからも思いついたらどんどん挙げていくつもりなので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2017年5月8日 22時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月14日 1時
