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sideトントン
ト「A」
貴「」
はぁ、
カタンと席をたつと古いからか椅子から音が鳴る
それにAも気が付きはしたみたいだけれど決してこちらを振り向きはしなかった
俺はそれをいいことにAを後ろから抱きしめると首筋に顔を埋める
貴「……邪魔なんやけど」
何時もなら少し戸惑いながらもこちらを振り向いて抱き締めてくれるのに、、、Aだって俺が仕事でいつも忙しいことくらい知っとるくせに
逆ギレもええとこなのは分かってたけど、どうにもイライラして気づいたらAの首筋に歯を立てていた
貴「！？ いっ」
Aの手から包丁と少しの切った野菜が地面に音を立てて落ちる
貴「あっっぶなっ、、ちょっ、とんとっ___んっ え、ええ加減にせえ！！！！！ 」
ｺﾞﾁﾝと頭に鉄拳が落ちて堪らずAを離す
ト「やーっとこっち見た」
Aは真っ赤になりながらも自分を避難する目でこちらを睨みつける。
しかし、それはAの目についたある一点のもので崩壊した
貴「………ぁ」
か細い声で悲鳴をあげるAの視線に目をやると、野菜が地面に無残にも落ちていた
まずいっ！
そう思った時にはもう遅かった
貴「…………」
ト「あ、Aさん？」
貴「……う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"」
途端にボロボロとAの目から大量の雫がこぼれ落ちる
ト「Aさんんんんんんん！ごめんな、ほら、俺が悪かった！洗えばほら、まだ間に合うから」
さっきとは紅一点、Aの背中をさすりながら急いで2人で野菜を拾う
そう、Aは食材に異常なまでの愛情を注いでいる。食べる時も作る時も、片時も食材への感謝は忘れない
だからこそ、こうやって食材が無駄になるのではないかという場面では多少パニックになることもしばしばあった
ト「ほら、洗ったで。大丈夫やって、俺が全部責任もって食うから！な？」
貴「…ｸﾞｽﾝ……うん…」
ホッ
ひとまず大丈夫だったようだ。
ト「で？何作るつもりやったん？」
貴「グラタン」
グラタンかー、、たしかに最近は食べへんけど今日はどことなく寒いし悪くない
ト「久しぶりに俺も手伝うよ。ほら、一緒にやろ？」
貴「……うん」
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蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» よかったです！ロボロって私の中で『頑張りや！』ってイメージが強いので(*´ｰ`*) (2017年7月11日 19時) (
レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 読ませていただきました!!!!!とっても良かったです!!!!!ありがとうございました!!!!! (2017年7月11日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせてもらいますね！今週の日曜日までにはあげます（あげたいです） (2017年6月29日 1時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 初コメ失礼致します！いつも楽しく見させていただいております！リクエストをお願いします！ロボロ×オムライス、というのはいかがでしょう？よろしくお願い致します！ (2017年6月28日 12時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - もかさん» そう言ってもらえると嬉しいです！短編集の方はこれからも思いついたらどんどん挙げていくつもりなので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2017年5月8日 22時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月14日 1時
