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ﾊﾟﾝｯ
頬にじんとした痛みとともに自分が我に帰るのがわかった
貴「〜〜〜〜、、嘘つきっ！」
ﾀﾞｯ
Aはそれだけ言うと一目散に走って言ってしまう。
ゾムだって今追えば確実に追いつくことは出来たが、何故か追おうという気持ちは湧いてこなかった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
グ「で、、盛大にやらかしたと」
ゾ「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜、、なんで自分の友人ってこんなに宛にならん奴らばっかりなんやろ」
コ「失礼やな！」
キャンキャンと吠えるチワワは放っておいて、盛大に落ち込んでいるゾムに声をかけるものはなかなかいなかった。
ゾ「なんやねん、嘘つきって」
グ「w 知らねぇよ。なんか思い出さねーの？」
ゾ「いや……んん？」
シ「いっそ本人に聞いたら？」
喧嘩？したばかりの相手に直接聞くような鋼のメンタルを持っているヤツなど早々いねぇだろ！
と言うと大先生の心の中でのツッコミはその場にいた全員と一致していた
ゾ「そっか……シャオロン天才やな」
いやいたわ。鋼のメンタル
ゾムは勢いよく立ち上がるとバタバタとAを探しに教室を飛び出した
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
お昼休み、誰もいない屋上でAは一人項垂れていた
そこへ突如乱入するように入ってきた人物こそ、今Aが最も会いたくない人物、ゾムだった
貴「……なに？」
ゾ「なあ、 そんな嫌やった？」
貴「ド直球もええとこやなまったく！」
鋭いツッコミをかますAだったが、ゾムの瞳がどことなく寂しさを帯びているような気がしてぐっと堪える
貴「……ヒント。 小学生の時の約束」
ゾ「………」
ゾムは必死に思考を過去へと遡る
たしかに昔、なにか約束をしたことがあったかも知れない
貴「………はぁ、 ヒント2、おにぎり」
ゾ「おにぎり…………あぁ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ゾ「…うわっ、Aおにぎり作るの下手くそすぎひんか！？」
貴「…………」
Aの手に乗っていたおにぎりは10人中10人が下手くそと答えるほどひどい出来栄えだった。
貴「いいもん。 私が食べるから！」
ぷいっと明後日の方向へと向いてしまう幼馴染みに苦笑いを浮かべるとゾムはヒョイとAの持っていたおにぎりを取り上げるとかぶりつく
貴「ああぁ！！」
ゾ「むぐむく……っ、うっさいなー、これでも食っとき」
ズボりとAの口に押し込む自分が作ったおにぎりはAよりも幾分かましな出来栄えである
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蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» よかったです！ロボロって私の中で『頑張りや！』ってイメージが強いので(*´ｰ`*) (2017年7月11日 19時) (
レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 読ませていただきました!!!!!とっても良かったです!!!!!ありがとうございました!!!!! (2017年7月11日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせてもらいますね！今週の日曜日までにはあげます（あげたいです） (2017年6月29日 1時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 初コメ失礼致します！いつも楽しく見させていただいております！リクエストをお願いします！ロボロ×オムライス、というのはいかがでしょう？よろしくお願い致します！ (2017年6月28日 12時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - もかさん» そう言ってもらえると嬉しいです！短編集の方はこれからも思いついたらどんどん挙げていくつもりなので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2017年5月8日 22時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月14日 1時
