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貴「出来たで」
オ「お！やったー！Aの料理は美味しいめうー」
ｺﾄﾘ…とオスマンの前にお皿を置く
『カンノーリ』または『カンノーロ』
私は料理免許は持っていてもパティシエの免許は持っていたいのでスイーツ作りはさほど得意ではなかった
それでも頑張って作っていたのは他でもないオスマンが甘いものが好きだったから
オ「……いただきまーす」
上品にかぶりつくオスマンに私はため息を一つ、
貴「毒入ってるとか思わんの？」
オ「え〜？ Aにそんなこと出来る？」
貴「調子に乗りやがってw」
一応笑ってオスマンの頭をごずくも全くその通りなので言い返せない
オ「なあ…俺のこと嫌い？」
貴「んなわけ、、むしろ好きやで」
オ「国より？」
貴「…………。 ふっ」
思わず吹き出すとオスマンは口を尖らす
オ「相変わらず掴めんなー」
それはこっちのセリフだ
国のお偉いさんがタダの一般人の私に告白してきた時はからかわれているのか本心なのか三日三晩悩んだというのに
オ「ごちそうさま」
貴「はいはい、お粗末様です」
私はオスマンからお皿を受け取ると洗い場に置く
オ「……じゃあね、、多分次あった時はどっちか死んでるし」
貴「おやおや、あなた達が負けることがあるとでも？」
オ「それは無い。俺らが負けることは無いわ。それこそ天地がひっくり返ってもないよ。
でも、俺だけが死ぬことはあるかもでしょ？」
笑ってとんでもないことを言ってくれるもんだ
貴「わたしは、、生きてて欲しいなぁ」
オ「あはは、そっか」
貴「ばいばい、オスマン」
オ「うん。ばいばい」
カランｯ…とオスマンが出ていく。私なんかよりもずっと大切な人の元へ
私はカウンターに伏せる
貴「うん………ばいばい。今度あった時は、ちゃんとカンノーリの感想も聞きたいな。」
見ないふりをした。気付かないふりをした。
だって気づいたところで仕方が無いから。
微かに震えるナイフも、奥歯を噛み締める所も、声がいつと違って少し震えているのも、
分かっていた。わかっていて知らないふりをした
やだな、、今になって涙が止まらないよ。
店も閉めてないから誰か来るかもしれないのに
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蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» よかったです！ロボロって私の中で『頑張りや！』ってイメージが強いので(*´ｰ`*) (2017年7月11日 19時) (
レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 読ませていただきました!!!!!とっても良かったです!!!!!ありがとうございました!!!!! (2017年7月11日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - 綾波夜見さん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせてもらいますね！今週の日曜日までにはあげます（あげたいです） (2017年6月29日 1時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - 蘭菊さん» 初コメ失礼致します！いつも楽しく見させていただいております！リクエストをお願いします！ロボロ×オムライス、というのはいかがでしょう？よろしくお願い致します！ (2017年6月28日 12時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
蘭菊(プロフ) - もかさん» そう言ってもらえると嬉しいです！短編集の方はこれからも思いついたらどんどん挙げていくつもりなので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2017年5月8日 22時) (レス) id: fe041c55cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭菊 | 作成日時：2017年4月14日 1時
