ビワアンコウ2 【名探偵コナン】

56 ページ7

「相手を褒めるようで悔しいが、

不正後の情報が何一つ見つからない、

完璧なハッキングだ」



「………」



「ただ一人怪しいやつはいる」



「…それって誰？」



「ハッキングされた2日前に仕事を辞め、

現住所から家出をした人間が一人いた。」



「………」



「彼女の名は紅井A」



「あかい…？

Aって、まさかA姉ちゃんのこと？」



「ああ、彼女の身分を調べるのには結構時間がかかったけどな。」



「でもA姉ちゃんはフリーターだったんだよね？

どこでそんな技術を…？」



「…それは分からない。

ただ今は指名手配されている彼女を探しているんだ、博士の家に行ったけど何も掴めないまま…

部下にポアロへ調査行かせたが、
何も出て来なかった…。

コナン君何か知らないかい？」


「ごめん、なにも…。」



「そうか…何か思い出したら連絡してくれ」



「うん、分かった。」





…もしかして





『は、裸足?』



『あぁ、慌てて追いかけたみたいで、

足を怪我していたから家に招き入れたよ。』



『それで?』



『菌が傷口に入らないよう、

まず足を洗ってあげたんだが…』



『あ、赤井さんが?』



『あぁ、彼女不器用そうだったからな。

手伝ってやったんだよ』





…赤井さん？

57→←55

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す