忘却の模様です。(fw)☆ ページ1
..やってしまった。
肌寒さで目覚めた私が目にしたのは、絶対に自分の部屋のものでは無い壁紙や家具と、床に散乱した洋服や下着。そしてトドメと言わんばかりに隣に眠る、男性(顔見知り)の姿。思わず溜息が零れる。一応、
幾ら仕事で身体を売っている私でも、流石に裸のままは恥ずかしいし何より寒い。昨日の事を整理するのは地面に落ちている私の服を着てからにしよう。
一通り着替え終わり、ベットの縁に腰掛けて思い出す。
昨日はこれ以上ないくらいに悪い日だった。傘は忘れて雨に降られるし、来る客来る客全員酷い奴だったし。おまけに厄介なキャッチに絡まれて終電を逃した。それで..あぁ思い出した。仕方なく行きつけのバーに行った時に丁度不破さんと会ったんだ。それで今日の愚痴を話しながら一緒に飲むことになって..それで..
....ここからの記憶が、全くない。
思わず二日酔いでガンガンと痛む頭を抱えると、近くから呻き声が聞こえた。
隣で眠っていた不破さんに目を向けると、彼はまだ開ききっていない目で私を見る。おはようございます、と私が声をかけると、不破さんが一気に距離を詰めてきた。なんの事やらと困惑していると、ああと声を漏らし柔らかな笑みを浮かべる不破さん。
｢Aさんか、はよざいます｣
..そういえばこの人、目が悪いんだっけ。
心臓に悪い、と少し不破さんとの距離をあけてから昨日の事を問う。
『私達、昨日ってどうなったんでしょうか』
なんだか気まずくて視線を逸らすと、不破さんはやはり私の予想していた言葉を並べた。
｢まぁ..そういうことっすよね｣
やっぱりか、勘づいてはいたものの直接言われるのは流石に少しくる。別に不破さんが嫌いな訳じゃないんだけどね。静かに肩を落としていると、隣から再び声が聞こえた。
｢じゃあ、もしかして昨日の事なんも覚えてない感じっすか..？｣
昨日の事。一通り記憶をなぞっていくがやっぱり覚えていない。素直にごめんなさいと首を振ると、あーいや、なんて歯切れの悪い返事が帰ってくる。思わず首を傾げて不破さんを見ると、困った様な照れる様な複雑な表情で話し出す不破さん。
｢俺、実はAさんに告白したんすよね..｣
え、と困惑が口から漏れ、頬が熱くなる。彼の言う告白と私の思う告白が一緒なら、それはつまり不破さんが私のことを好きということになる訳で。
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みそ漬けキュウリで殴る(プロフ) - むさん» ありがとうございます…！！！泣私自身ヤンデレ大好きなのでこれからも書き続けます！応援ありがとうございます (2021年11月18日 19時) (
レス) id: ed00509d09 (このIDを非表示/違反報告)
みそ漬けキュウリで殴る(プロフ) - Oh…Kamoto…さん» 岡本さんん！！！！その節は本当にすみません…でもそう言って頂けて良かったです(安心)応援ありがとうございます！ (2021年11月18日 19時) (レス) id: ed00509d09 (このIDを非表示/違反報告)
みそ漬けキュウリで殴る(プロフ) - レーヴァテインさん» 新しい短編収穫の方にもコメント下さっていましたよね？！ありがとうございます…！！そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます (2021年11月18日 19時) (レス) id: ed00509d09 (このIDを非表示/違反報告)
む - segs凄くいいです…。ヤンデレモノだいすきなので沢山書いてくださると私が喜びます♡これからも応援させていただきます！ (2021年10月19日 22時) (レス) @page47 id: 0f73c4f562 (このIDを非表示/違反報告)
Oh…Kamoto… - 初コメ失礼致します。こんにちは！ガチの岡本です！あみゃみゃに殺されるならもはや本望でもあるので大丈夫です☆これからも応援してます！！！ (2021年10月16日 23時) (レス) @page11 id: 0d243bf87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそ漬けキュウリで殴る | 作成日時：2021年1月6日 17時
