猫使いの日常

12話　コイン ページ15

あれから3日
僕はワースとほぼ一緒に居た
同じ寮じゃないけど、ワースは気にせず僕の傍に居た

そして今…

ワス｢そこはちげぇ、問題集をちゃんと見ろ｣

図書室で勉強中…

『…ワースって頭良いよね』
ワス｢先輩付けろアホ｣ バシッ

教科書で叩かれた

『…叩く事ないじゃん、ほらビックリして猫達が逃げた』
ワス｢うっせ、どうせまた集まるだろ｣
『…と言ってもさぁ…』

3匹居た猫はビックリしてどっかに行っちゃった…
足元寒い…

ワス｢……そういやお前、コインあったよな？｣
『コイン？』
ワス｢神覚者になる為のコインあんだろ｣
『あー…ちょっと待って』

そう言ってポケットから銀色のコインを取り出す
何故か僕、3枚も持ってるんだよなぁ…

ワス｢意外と持ってるな｣
『ほぼ、猫達の活躍で…手に入った』

僕自身は何もしてない…けど、猫達が落とし物拾ったり何かしらの手伝いとかしてて…気が付いたら3枚持っている…という

『でも…なんでコインなんか？』
ワス｢集めてんだよ｣
『何の為に？』

ワースの説明によるとワース達がいる七魔牙が集めてるらしい

『…ワース、変な組織の一員なんだね』
ワス｢変な…は余計だ｣ ベシッ

何かと叩くよね…

ワス｢ホントはお前も、レアン寮なら七魔牙の一員になれたのにな…変な事を考えやがって｣
『そんなに変な事考えていたっけ…？』
ワス｢お前…忘れたなんて言わせねぇぞ？入学式の事思い出してみろ｣

そう言って僕の頭を掴む
入学式…

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