ポアロで働いてるイケメンには4人の霊が憑いてる

9話 ページ10

5分後…

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝとチャイムがなる

『彩、私…次の授業に出ないから』
彩｢なんで？｣
『体調悪くて…』
彩｢…雪、私には嘘つかなくてもいいんだよ？｣
『え？』
彩｢次の時間、雪が苦手な先生だからサボりたいんでしょ？w｣
『………』
彩｢いいよ、サボりなよ｣
『いいの？』
彩｢私に任せなさい〜！｣

私は良い友人を持ったと思う
『ありがとう』と言って教室を出る
一応、他の人にバレないようにお腹を抑えてから出た


屋上

『久しぶりにここに来たなぁ〜』
松『…あんまりここに来ねぇのか？』
『前に来たことあったけど、先生にバレたんだよね』
松『ザマァ』←

とりあえず松田さんの頭を叩いた後に地面に座った

『他の人達は？』
松『置いてきた』← 『は？』

松田さんの話だと久しぶりにカフェから出るから、皆行きたいところに行ってるらしい…
意味分からん

『なんで今までカフェから出なかったの？』
松『そりゃ出ても意味ねぇだろ。お前以外には見えねぇからよ』
『そうなんだね』
松『それよりお前の名前聞いてねぇ』

そう言いながら顔を近寄せる松田さん

『近いですよ…私の名前は""天月雪""って言いますよ』
松『雪だな。よろしく』

そう言って私の頭を撫でる

『今思ったんですが、なんで触れるんですか？』
松『…雪こそ俺に触れる事できるじゃねぇか。なんでだ？』
『知りませんよ。見えるきっかけも知らないし…気が付いた見えてましたし』
松『…』

松田さんは何かを考えながらスマホをいじる

『何してるんですか？』
松『あいつ等をここに来るようにラインしてる』
『そうなんですね』
松『後、敬語はやめろ。タメでいい』
『でも年上(((松『そんなの関係ねぇよ。雪だけ俺達が見えるからな…敬語で話されるとイラつく』…わかった』

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