24、合宿の日 ページ24
合宿当日。バスに乗る前。
少しの喧嘩があった。
Aの隣に座りたい者が、何人かいたのである。
「Aちゃんは、私の親友なんだよ？私が座るべきでしょ？」
「あら、お茶子ちゃん。それなら私も昔遊んでいたわ。少しでも縁があるの。Aちゃんと座りたいわ。」
「あぁ？！こっちは何年も幼馴染してんだよ！！どけ！！」
「俺は、一番昔から知ってる。俺が座る。」
それに便乗してかしてないのか、他のＡ組のクラスメイトも私が乗る、俺が乗ると言い出した。
(こいつ、たった数日で人気出過ぎだろ…。)
相澤は、隣で眠たそうにしているAを横目に、ため息をつく。
「いいからさっさと乗れ。邪魔だ」
そう言うと、生徒たちは渋々動き出す。
結果的に、相澤の隣にAが座ることになった。後ろは、便乗していた女子二人だが、この二人ならまだ大丈夫だろう。
「…Zzz。」
もう眠っているAは、今までＡ組が自分のことで争っていたことを知らないだろう。
またため息をついて、騒がしいバスを見る。
今はまだ、楽しそうにしている生徒を静かに見守っていた。
──────
「むにゃむにゃ…。」
あークソねみぃ。てか、ここどこ？休憩？
「早ければ12時前後かしら？」
この声…確か…。
「バスにもどれ！！！」
みんな…？
「うわぁぁ！！」
「なんだぁぁ？！！」
みんなが…危ない！！
そう思ったら、多分行動は早かった。
急いでみんなの足の土台になれるように、ガードを張って、落ちそうな人を保護…
「アホ。」
「あだっ？！」
あれ？個性とけた？
「これも合宿のうちだ。助けるんじゃない。」
「あ…うん？じゃあなんで私…」
「お前は、別の試験だ。こっち来い。」
えー、別の試験ってなんだよ…。こわ…。
「あ、君、噂の編入生だね？！」
「えっと、たしか、ピクシーボブ…。」
「一応、君たちをお世話する、ワイルドワイルドプッシーキャッツ。よろしくね。」
「は…はい！」
すげーいい人だー。
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ユウ(プロフ) - コメント、お気に入りありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2018年7月28日 13時) (
レス) id: 5574cc2667 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ。(プロフ) - 凄い面白いです！！！逆ハーって書くの難しいのにこんなに夢主ちゃんに沿った書き方は凄いと思います！！更新楽しみにしてますね、頑張って下さい！あ、お気に入りにさせてもらいました！！ (2018年7月28日 13時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2018年7月21日 21時
