<リレー小説版>GO！勇者育成学園！〜クラス決定試験編3〜

チーム対抗全力勝負！【勇学クラブ】 ページ17

健太side

あー楽しみだ！
何てったって実戦！勇者の花道だよね！今、チームの点呼中。

「チームE」

おっ！俺達じゃん！

「はい！はい！はい！」

元気に片手を突き上げて答える。勇助に殴られたけどいっか。

「健太お前、何が目的でそんな事した！？目立つじゃんか！」

点呼を続けるアルト先生を横目に、勇助が俺の耳元で囁く。

「目立って良いじゃん！舐められないように、こう言う時からイメージつけとかないと！それに何が目的って、悪役に言うセリフだぞ！」

後半は我ながら何言ってるか分からなくなったけど、まぁ良いや。

「はぁ？」

勇助はその一言しか言えない。
あっ、点呼終わった。次は何かな？

「全員いるな。次にチーム対抗戦に移る。A、C、E、のように１つ飛ばしたチームの代表者がくじを引きに来い。くじに書かれたアルファベットのチームと対戦となる」

なるほどね！理解した！運試し多いね！

「私達はEチームだから引きに行かなきゃね！」

「じゃあ代表者は勇助という事で」

つーちゃんに続く俺。
勇助はは？何で僕？とか言ってるけど関係ない！

「出来るだけ弱い名前も知らない人達のチームとあたりますように…」

勇助が願をかける…って、ちょい待ち。

「弱かったらつまんないじゃん！戦闘はどっちが勝つか分からない熱戦に限るし！」

「そりゃあ勇者としてそれに越した事は無いけど、今は良いだろ！僕戦えもしないんだから！」

早速言い争いになる。

「お前ら落ち着いて話し合いもできないっての？」

幸太がやれやれと言った感じで呆れた声色で言う。
出来るわ！今落ち着いてるわ！

「まぁ良いや。くじ引いてきます」

そう言いながら勇助は小走りでくじを引きに行った。
超エリート校、勇者育成学園。
そこに通う事になったと言う事は、全員凄いんだろうなぁ…あー楽しみ！
…あっ！勇助帰還！

「引いてきた！まだ中身見てない」

勇助の右手にはしっかり紙が握られている。
おぉっ！見よう見よう！

「えーっと…」

4つ折りにされた紙をゆっくり開く。中には…

『M』

「えーっとこれは…」

少なくとも知ってるチームではないかも…？

⭐対抗戦組み合わせ⭐
L―H
B―J
C―I
D―A
E―M
G―Y
F―K
以下モブ…

チームのメンバーはこちらの「チーム!【勇学クラブ】」でご確認ください!

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