仲間のお話。【明石楽】 ページ13
「仲間、だからね!」
和奏ちゃんは笑う。
仲間?仲間、仲間………
ナカマって、何?
─『楽が怪我をしたでしょう!何したの!仁亜!』─
─『あたしが、あたしが……!』─
……1人でやらないと。
─『ぽっくり逝ったらしいぜ』─
─『よくヒステリックになってたしなぁ』─
─『お姉ちゃんは大変だよなぁ、ヒステリックな母と……』─
『笑ってばっかの妹がいるんだから』
「1人で、平気だよ…?
あいつは僕の獲物だから…
1人で、大丈夫……!」
僕はそう言って相手の方に飛んだ。
「はっ。お仲間登場かと思えばお前ばかりか」
「あはは!だって君は僕の獲物だもん!」
僕は相手に雷を浴びせる。
相手も僕に蛇の攻撃をだす。
と。
「勝手だね楽ちゃん!でもいいよ?私だって勝手に助けるしね!」
蛇の首が切れ、石化した。
…?
「あんた勝手な行動ばっかだね!でもいいよ!私たちがサポートするから!」
はれひちゃんはいう。
「大丈夫だっつーの!だってほら!友達だもんね!」
和奏ちゃんは、僕の方を見て笑った。
……これが、チームなのか。
なるほど、なるほど
「アハハっ!確かにみんなでやる方が楽しいかも♪」
僕は笑った。いつもの笑顔だったのかな?違ったかな?分からないな。
まぁいいや。
楽しいのには変わりない。
と。
「ははっ……!残念だなぁ。フィナーレのようだよ、少女達?」
男の人は言う。
フィ、ナーレ……?
「おーい!山頂に宝石置いてきたよ!」
「ひなちゃん!?」
そう。同じチームの、ひなちゃん。
なるほど。
「ここの空間も終わり。つまりお前らとはもう戦えない。またいつか会おうぜ?その時はお前らの生命がフィナーレだ」
男の人は言う。
「ちょ、待って!名前は!?」
和奏ちゃんは慌てて聞く。
「────────」
気付くと、元の場所に戻っていた。
「あーくそ!名前分かんなかった!」
和奏ちゃんはそう言って嘆く。
……なんで、聞こえなかったの…?
あの人は…あの人の、素性は…
『名前なんてない。彩芽サマからはクロと呼ばれる』
あの、殺意に満ちた女の人と関係がある。
───
「おっ、クロくーん♪おかえり♪」
「彩芽サマ。あいつら強いですね」
「でしょぉ?♪魔王を倒すのにもってこいじゃない?♪」
「彩芽さん。あなたまだその人形使っているの?」「初期の方のやつだよね、それ」
「えー、うん。だってほら♪
他のよりも使えるから♪」
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そら*フィア(プロフ) - 更新しました。メモの文字数ギリギリなので私のとかいらないと思ったら消してください(メモ長文常習犯) (2022年8月13日 22時) (レス) @page31 id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2022年8月13日 22時) (レス) id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - 終わりました。F,Kの皆様、本当に勝敗をどうしましょうか?私はどちらでも良いのですが……。次の方よろしくお願いします。(以下連絡:ヒメアミさん、どうか参加希望の方々への返事をよろしくお願いします) (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - 更新終わりました! (2020年9月27日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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