<リレー小説版>GO！勇者育成学園！〜クラス決定試験編3〜

作戦会議！【勇学クラブ】 ページ15

つばきside

早速作戦会議をする事に。盗み聞きには十分気をつけて…勿論幸太君も呼ぶ。

「勇助君には相手の攻撃方法とかをしっかり確認してもらいたいの。攻撃に規則性とかあったらそれも」

「できるか分かんないけど…分かった！」

きっと出来るわよ！勇助君は能力(チカラ)が無くても強いし、何というか！

「じゃあ、俺何描いたら良いか勇助指示してよ！」

健太君が勇助君の方を向いて言う。

「え？仕事多くね？」

「いいのいいの！俺は得意の剣術や格闘技で対抗するから！」

「そうね！生身で突っ込んじゃ危ないから、私と健太君でサポートするわ！」

幸太君が胸を叩く。私も頷く。

「全員活躍しなきゃ行けないんだよね…僕お荷物じゃん…」

勇助君がため息をつく。って、そんな事無いわよ！

「そんな事無いわよ！私達サポートするから安心して！能力(チカラ)無しでも強いって事を見せつけて、見返しましょうよ！」

我ながらつい熱が入っちゃった気がする…まぁ良いか！

「そーだそーだ！見返そうぜ！フー！」

健太君が飛び上がりながら叫ぶ。

「おい、作戦会議だぞ！静かに！」

幸太君が立てた人差し指を口の前にやり『静かに』ジェスチャー。

「魔法は色々なサポートができるから！魔法に秘められた可能性は無限大よ！」

少し声を潜める私。

「つばきさん、皆も、本当よろしくね…！皆に助けられてばっかで悪いけど…」

「助けるのは勇者の役目！それに助けられるのは悪い事じゃないって！」

手を合わせ申し訳なさそうに言う勇助君に、健太君が親指を立てグッジョブポーズ。そうね…健太君の言う通り！
話し合う私達をよそに、どんどん新入生が帰還してくる。
もうすぐ最後の試験。

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