<リレー小説版>GO！勇者育成学園！～クラス決定試験編～ (ページ5)

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ありゃ？【月野和奏/刹希彩芽/月夜野奏音/相田実冬】ページ5

～和奏side～

私はゆっくりと目を開ける。

んー、ここはどこだ？

確か私は学校にいたよね？

それで……

そうだ。

男に捕まった。

くそっ、とんだ失態だな。

さて、どう抜け出すか……

こんな場所、本来の力を発揮できれば楽々破壊できる。

でももしここで使ったら確実に止められない。

考えろ。

考えろ、私。

どうすればいい？

どうすれば抜け出せれる？

あーもう！

考えることは苦手だ。

……あ、いいこと考えたわ。

｢猫神様！｣

私は体内にいる神様を呼び出す。

そして、

｢猫神様。私の代わりに捕まっといて｣

と一言。猫神様は私のことをじっと見つめる。

そして私に擬態。

おおー、すげぇ。

さて……

私は猫になる。

どう抜け出したらいい？

うーん……

｢おやおや子猫ちゃん♪困ってるみたいだね♪｣

と、後ろから女の人の声が。

私は勢いよく振り返る。

｢流石にエクスデウスマキナさんがやった事だとしても、元は私達の獲物よ。今回は見逃してあげるわ｣

そこには、女の人2人と男の人がいた。

？どういうこと？

｢記憶は消させてもらうよ。覚えられてたら困るから｣

男の人は笑う。

まって。

｢あなた達はなんなの！？｣

私は叫ぶ。

薄くなっていく意識の中、

｢君達のご先祖さまよ｣

という声が聞こえた気がした。

～実冬side～

月野和奏を眠らせる。

そして、さっき捕まえたいかにもモブのような生徒を代わりに放置する。

あの人はそういうこと気にしないでしょ。

僕はそんなことを思いつつ月野和奏を見ると、猫(？)が月野和奏を咥えて逃げる。

学校まで連れてってくれるでしょ。

ボクはその様子をじっと見つめた。