<リレー小説版>GO！勇者育成学園！〜入学編〜

能力紹介！【勇学クラブ】 ページ31

正義side

う〜む、実に壮大！
拙者の家が嘘の様でござる！

ハート「さぁさぁ、ボケッとしてないで入るわよ！」

うーむ、教師として慣れるとここまでとは。

学「こんな大きな講堂が存在したとは…」

健太「えっ？もしかして、小さい頃にこんな大きな講堂を見るのが夢です、とでも書いたの？」

拙者が突っ込みを入れようとすると…

勇助「何、訳の分からん事を…そんな小さい夢持ってる奴いないでしょ」

天晴れ、でござる！

吹輝「あ、そうだ！皆はどんな能力持ってんの？」

おぉ、能力と来たか！
拙者が戦闘に使うのは忍術で、能力と呼べるかは微妙な所でござるが…

つばき「私は代々魔法使いの家系なの。だから当然能力は『魔法』」

ヒメツバ殿が先陣を切る。

健太「俺は、『描いた絵を現実化する』って奴！」

吹輝「何それ普通に便利やん」

勇助「そうでも無いんだよ、これが。こいつの絵は下手過ぎてむしろ芸術なんだ。だから現実化させると悲劇が起こる」

吹輝「成程！前言撤回！」

健太「そんなノリノリで撤回すんなよ…」

健太殿は気の毒でござるが、話を進めさせて頂く！

正義「拙者が扱うのは、古来から伝わりし『忍術』！属性忍術から身代わりの術、等々！」

吹輝「へぇ〜便利！
あっ、俺は、この『笛を吹いている間物の動きを止める』ってやつ！」

学「戦闘に役立つのでは？」

吹輝「いやぁ、俺息続かなくて…」

皆「………」

学「えー、ゴホン。僕の能力は『完璧分析』(パーフェクトスコープ)。いつもかけている眼鏡を通して見た敵の全てを知れるのです」

皆「敵？」

学「はい。なので僕が仲間だと思っている人の全ては眼鏡からは知れないのです。勿論、敵、と無理矢理思い込んだら別ですが」

勇助「…能力無しです」

皆「…ドンマイ」

勇助「慰めんなぁ！」

すると、恐らく上級生に…

？？「君達、早く行った方が良いよ！新入生が主役の入学セレモニーだし！」

つばき「あっ、はい！よし、皆行こう！」

皆「おうっ！」

先輩を残し、走り去る拙者達。

…この入学セレモニー、何やら予期せぬハプニングが起こりそうでござる…

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