<リレー小説版>GO！勇者育成学園！〜入学編〜

避難指示【相田真冬/月野優】 ページ40

〜優side〜

俺は、和奏の言う通りセンター街に狐になり向かう。

と、後ろを見ると怪獣と戦う和奏。くっそ、無理してるな……！

｢優、そろそろストップして、この辺を闇の膜でかこえる？｣

真冬は何かを察したように言う。

？できるけど……真冬にも何か考えがあるんだよね…？

｢ん、よっと｣

俺はセンター街を膜で囲った。？これでどうするんだろ？

真冬は、ほい、という掛け声とともに視覚補正&聴覚補正。

おお、なんかすげぇ……

明るいな

｢普通の家くらいまでは視覚補正したよ！これくらいやれば和奏の攻撃の光見えないじゃん？｣

なるほど……膜はそのためにか……

と、膜の外に1人の少女がいた。

？？どうしたんだろ？

｢どうか、しました？｣

真冬はその少女に膜に穴を開け入れてから聞く。

少女は、

｢えっと、女の子ができるだけ向こうの方に逃げてだって！｣

と言った。あいつそんなにやばいことするつもりなの！？

｢分かった。マイクとか………ないよね……｣

俺は言ってから後悔。無理だわ……

｢僕、造れるよ！はい、これ！｣

流石勇学、すごい能力の持ち主がいる……

俺はそのマイクを手に取り、

｢皆さん！ただいま怪獣が現れたので、学園とは逆の方に避難お願いします！繰り返します、学園とは逆の方に避難お願いします！｣

俺は、マイクのおかげでかなりの大声で言えた。

人々は順調に非難。ふぅ。

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