<リレー小説版>GO！勇者育成学園！〜入学編〜

入学セレモニー開始！【勇学クラブ】 ページ37

Noside

勇助達は、そわそわしつつ、入学セレモニーの開始を待っていた。

つばき「始まるの遅くない？…でもまぁ、新入生が揃わない事には始められないか…」

吹輝「在校生でも充分迷うってのに、俺達新入生が迷わない訳無いよな〜」

健太「新入生の席ガラガラだよ…」

そんな会話を繰り広げていると、先生達が本格的に動き出す様子。

つばき「このままじゃセレモニー始まらないし、いよいよ先生達が動くみたいね！」

健太「能力使うのかなぁ！？」

勇助「そんな都合の良い能力…あるか」

学「当然です。この何でもアリの超力界、余程の事じゃない限り…」

学が長々と話していると、突然、新入生の席に大勢の生徒が現れた。

皆「！？？？？？？」

ワープでもしたかの様に…と言うか、したのだろうが、新入生達は突然席の上に現れた。

正義「誰の能力でござるか！？」

つばき「他人を移動させる能力、か…」

勇助「数多い勇学の先生達をリストアップした僕だけど、先生の中にこんな能力持ってる人は…」

吹輝「じゃあ、生徒？」

学「でしょうね…」

皆…と言っても新入生のみが呆気に取られているが、周りはそれを待たなかった。

？？「…では、これより勇者育成学園の入学セレモニーを行います。
一同、起立」

在校生が息ぴったりに立ち上がり、新入生達は一足遅れて立ち上がった。

勇助「とうとう始まった…うわ〜、あの勇者育成学園に通えるなんて夢みたい…」

健太「その通り、夢だよ」

つばき「バカな事言わないの」

？？「始めに、校長先生からお言葉をいただきます。
校長先生、お願い致します」

健太「あの司会、生徒だよね？制服着てるし…」

勇助「さしずめ、生徒会の会長だろ」

そんなひそひそ会話を物ともせず、少々浮き世離れした姿の人物が、講堂の舞台の中央に立ち、教壇(…?)に手を添えた。

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