☆[フローレ&シエル&ロコ]Trois Anges -天使達の純愛- ※百合&キャラ崩壊注意 ページ39
「Aちゃん、手伝ってくれてありがとうございました。
おかげで仕事が捗りましたわ。」
『一番の親友の頼みだからね。ロコちゃんもお疲れ様。』
そんな会話をしながら、二人で廊下を歩く。
職員室に資料を届けてそこから出た後で、
彼女が私の腕に自分の腕を絡ませた。
『ロコちゃん…？』
「今は二人きりですわ。今だけはこうさせて下さいませんか？」
私達の関係は皆には内緒だが、確かに今この場には私達二人しかいない。
一番の親友と言ったのも、彼女との関係を誤魔化す為のものだった。
『…良いよ、減るものじゃないし。』
「嬉しい。暖かいですわ…。」
独特の甘い声が、耳元でそう囁きかけてきた。
そうしていると、前から誰かが歩いてきた。
ロコちゃんと同じ生徒会のメンバーだ。
生徒会長であるフローレが私達にこう話し掛ける。
「随分と仲が良いのだな。
…ロコ、何故顔を赤くしているのだ？」
凜とした彼女の言葉に、会計のシエルが続ける。
「まるでお付き合いされている様ですね。
とすると、貴女もAさんを愛していると言う事ですか。」
貴女、も…？
お付き合いと言う言葉に反応するロコちゃんにそう続けてきた彼女。
『…良く分かったね。ロコちゃんも顔に出し過ぎだよ。』
彼女達にそう優しく返す。
すると目の前の二人が、何故かロコちゃんと
同じ様に顔を微かに赤くした。
普段は表情を表に出さないシエルがその顔のまま詰め寄ってくる。
「私の計算が当たってしまいました。
こんなに外れて欲しい計算は初めてです。
私も…Aさんを愛しているのに。」
「幾らキミでも抜け駆けは許さないぞ、ロコ。
まずはいつから付き合っていたのかを聞かせて貰おうか。」
私の腕をぎゅっと自分の方に引き寄せるロコちゃん。
「わ、わたしだって、幾らお二人でもAちゃんを渡せません…！
だって、本気で好きなんですもの…！」
「……そうだな。一度でもAを
奪いたいと思ってしまった私を恨みたいよ。
だが、もし私にチャンスが巡ってきたら容赦はしないぞ。」
「会長は暗に、別れろと言っています。」
「わ、わたし達は別れません…！」
ね？と見てくる彼女の手にそっと触れ、二人に言葉を返した。
『私も本気で彼女を愛してます。
でももしそうなったら遠慮無く貰いに来て下さいね。』
冗談っぽく言う私の腕に、彼女の顔が埋められた。
天使な彼女は、誰よりも一番可愛い。
〜〜〜
生徒会とどう絡ませるかが一番の課題でした。
リクエストありがとうございました！
☆[エイシュウ]邯鄲之夢 -その刹那に剣を抜く-→←☆[コスタ]甘い声で震わせて ※微裏注意
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螢羅(K-Ra)(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます！どうぞ他の作品も楽しんで下さい！ (2020年1月28日 18時) (
レス) id: b7b3ad2127 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 完結おめでとうございます！。寂しくなってしまいますが、これからも貴方様の小説を読みます！。アンデルの長編も楽しみにしてます！。それでは、またお愛しましょう！！。 (2020年1月28日 17時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)
螢羅(K-Ra)(プロフ) - アメジストさん» 応援ありがとうございます！これからも楽しんで書いていきます！ (2020年1月15日 19時) (レス) id: b7b3ad2127 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - メッセージを見ましたが、改めまして、リクエストばかりで申し訳ありませんでした！。そして、自身で書きたいものもたくさんあったにも関わらず、リクエストを、お応えいただき、誠にありがとうございました！。これからもこの小説はもちろん、他の小説も応援してます！ (2020年1月15日 19時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - そうでしたか！。読んでみます！。 (2020年1月15日 7時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)
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