天才チャンチャンメンプンプン ページ10
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久しぶりに会う高校時代からの友達とショッピングに行く日
今から行くね、と彼女とのトーク画面を開いて送信をすれば気分は最高で。
出ていくことを伝えようとリビングに顔を出せば、
スナック菓子を食べながらテレビを見てる彼氏が。
私に気づいた彼は少し、眉間にしわを寄せた
「……どこ行く」
口調はあからさま不機嫌で。
「ショッピング…」
何に機嫌を悪くしてるのか検討もつかなくて小さくなる声
別にやましいことも無いのに。
「誰と。男、女」
「女の子だよ。高校の友達」
ゆんぎは少し考えるようにして視線をテレビに戻した
「スカート短くね、」
「は、」
ゆんぎの視線はテレビのままだけどさっきの不機嫌さは無くて
どちらかと言うと不満を感じてるようだった
「相手女の子だからそういう目で見ないよ?」
「お前は世界にAとその子だけしかいねぇと思ってんの?」
ぐぅの声も出ない
けどお気に入りのスカートだからどうしても履いていきたくって
そもそもこれ…そんなミニスカに入るのかな
前は短いけど後ろは長いからいいと思ったんだけどなぁ…
「私ちゃんと中履いてるよ」
スカートの裾を少し持ち上げて見せる
中は至って普通の黒の見せパン
「っばかおま、…はぁそういう問題じゃねーよ…」
否定ばっかりなその言葉にムッとして反抗する
「そんなに短い短い言うけどちゃんと後ろ長いもん、ほら!」
くるっとゆっくり後ろに回ってみればスカートがふわりとゆれた
後ろから聞こえてきたのは大きなため息で思わず振り向けば
「誘ってんの?」
「え、」
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作者名:あみゅ | 作成日時:2020年3月9日 0時