1家に1台ゆんぎくん (ページ29)

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あの日からテヒョンイヒョンは

Aちゃんの連絡先聞き逃したの！
教えてよ！ヒョン知ってるでしょ！

ってユンギヒョンに強請ってる

今日だってそうだ

「ねぇーヒョン、そろそろAちゃんの連絡先教えてくれたって良くない？約束してたんだってー」

宿舎のソファにお腹を出して寝転びながらテレビを見てるテヒョンイヒョン

そんなヒョンを一瞥したユンギヒョンは盛大なため息を吐いた

「はあぁぁ………どいつもこいつも……」

「でも昨日会ってたでしょ」

探るように目線を送り合う2人

「なんで？」

「んー…何となく？」

ふーん、と興味無さげに呟いたユンギヒョンはゆっくり目を閉じた

「え？図星？」

「もうお前は黙ってろ」

そんなやり取りに
へぇ…図星なんだ、って1人聞き耳を立ててた

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最近、僕にはよく分からないユンギヒョンの行動があって

よくダンス練習の休憩中とかメイクしてもらった後とか、じっとテヒョンイヒョンの顔とか行動とか顔とか、あとは顔とか…顔とかを見るときがこの頃多くて

その後ヒョンは鏡で自分を見たかと思えば
はぁ、っておっきいため息をつく

その光景に僕が首を傾げる毎日

もしかしてAさんがテヒョンイヒョンのペンだったりして？

もしそうだとして、女性にあの無気力ユンギヒョンが振り回されてるって思うとそれはもうおかしくておかしくて仕方がなかった

怒られるから本人には絶対言わないけど

「ジョングガ〜ちょーーっとでいいからそのバナナキック僕にもちょうだい？？」

「なぁホソガ、俺のエアポッズどこにいったか知らないか？片方無いんだ」

「え〜また？知らないよ、自分で探しなよ～」

「ねーー、連絡先いつになったら教えくれるのー？」

「…………」

「あっ、ちょっと焦げちゃった…まぁ、いっか」

あ〜今日も平和だ。
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