【Ｈ×Ｈ】アルカディアで生きていく

ろく。 ページ8

クロロは少し考え込むような動作をしてから拘束を解いてやれ、という。


マチは渋々といった様子ではあったが糸を外してくれた。


ありがとうございます好きです




紙とペンをいただけたので書きます


驚かれます


「…これは、なんて言うんだ」


『日本語です。こっちのまるっぽいものがひらがなで、これは漢字です。カタカナもありますよ』



ふと、何かを思い出したように突然立ち上がりどこかへ消えたクロロ


漫画で読んでる時も思ったけど本当に衝動で動くなあの人



ていうか本当に世界が違うんだな


漢字は多少ここでも使われているものと思ってたんだけど









「これ、お前は読めるのか」



戻ってきてすぐに渡されたのは有名な童話だ。たしか原作者は英国の…数学者、だった気がする。うろ覚えだから何とも言えないけど。しかしなんでピンポイントで和訳されたものなんだろう。間違いなく読めるから良かったけど




「文字が読めなくてな。ジャポンの文字かと思っていたんだが、どうやら少し違うらしい」


『読めますよ…はい』


「そうか」









それだけ言うと本は手元から離れていく


クロロはさっきまでいた場所に座り直し、有名なあのゲンドウポーズだ…うわ、クロロもするんだそれ…イケメンはなにしてもイケメンだな








「この紙の内容が事実であることを、お前は証明できるか」


『内容全てを覚えてはいません。どれのことでしょうか』


「…言い方を変えよう。お前が俺たちの害にならないと証明してみせろ」




無理ゲーパート２


勘弁してくれ。何が旅団の害になるのかもわからんのに


ていうか推しの邪魔になるようなことなんて絶対に間違いなくしないから…まじで



どこかで幸せになっててほしいなって願うくらいしかしないから本当に

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