隣人は すんちょるさん.

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連絡先も、聞けてないのにな。
一目惚れして 確かに近づいた距離に浮かれたけど
彼女って存在を考えたことがなかったな




｢あ〜もう、、スンチョルさんの馬鹿｣



もっと好きになったのに 今までは 楽しい恋だったのに、一気に辛い恋に変わったんだな


インターホンが鳴る 多分 スンチョルさんだよね
ここで無視するのも悪いし…でもなるべく出たくないんだけど。





｢はい、｣

SC｢Aちゃん、さっきはごめん｣

｢いえ、でも彼女いるなら 手なんて繋いじゃいけませんよ。じゃあ｣

SC｢まって、その事なんだけどあれ俺の妹なの、｣





そしてその辛い恋はまたすぐに楽しい恋へと変わる
なにこの怒涛の1日。 凄い 情報量多いよ、





SC｢妹、ブラコンなんだよ、極度の｣

｢それ自分で言うんですか(笑)｣

SC｢まあ、うん。そういう事だから。｣




スンチョルさん 私の事 なんて言おうとしたんだろう
聞きたいな そんな事を思いながら スンチョルさんの顔を 自然と見つめてしまっていた




SC｢…そんなに見られると照れるな｣

｢あ、ごめんなさい。 つい、｣

SC｢Aちゃん、、もし良かったら連絡先交換しない、？？お隣さんだし、今度ご飯でもどうですか？｣

｢っはい！｣




こんなトントン拍子で 上手くいっちゃっていいんだろうか。

スンチョルさんは隣の部屋に入っていく





SC｢おやすみ｣

｢おやすみなさい｣




パタンと閉まったドアに背中をつけずり落ちる
、、、おやすみだって。 あの甘い声で甘い顔でそんな事言われたら とろけちゃいそうだよ

さっきまで握られていた手から香るバニラの匂い
うわ、私変態じゃん。 でもいい匂いだな

こんな甘い香りで 一日を始めて 一日を終われたら
そんな日が来る事を願って。



お風呂から上がり スマホに目を向けると さっき交換したばかりの スンチョルの文字が通知画面に浮かび上がって 少し、いやだいぶ口角が上がった




｢スンチョルさん、好きです｣



壁の向こうにいる彼に 伝えられる日は
そう 遠くはない気がする。





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