星になれたなら

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HS「うーん...おはよう」

「おはよう」




彼と過ごすには短すぎる時間
夜も眠れなかった

スヤスヤと寝息をたてるスニョンの手を握りながら 彼との思い出を浮かべながら
沢山涙を流した









HS「お兄さん心配してない？」

「うん、大丈夫」







居場所が分かるから意味無いけど一応携帯を置いてきた








HS「ここにいたらまずいかも」








先生が来るからと寂しそうに言う彼




「大丈夫、見えないようにできるよ」

HS「おお、死神っぽい」

「しっ！周りの人に知られたらどうすんの」

HS「大丈夫だよ、ここの病室俺だけだから」





前にも見た事がある患者ナンバーのリングを揺らした









HS「最後に踊りたかったな」








最期を受け止めようとしている彼を見るのが辛い









「私も見たかったな、踊ってるとこ」









付き合って半年 何度かライブに招待してくれたけど 全て仕事があって断ってた









HS「今日から10日までやり残したこと全部やらないとな〜」









私には そうだね という事しか出来なかった






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