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しばらく遊んでいると友達が来たみたいで私に待っててと言った
母親の隣に座ればありがとうとジュースを渡してくれる
「ありがとうございます」
『こちらこそ』
キャーキャーと笑いながら楽しそうに遊ぶ子供たちを見て 笑った母親が喋り出した
『あの子、いつ亡くなるか分からないの』
息を呑んだ 手元から滑り落ちそうになる缶ジュースに力を入れた
『だからこうして遊べるのも今日で最後なのかもしれないって考えると 笑ってあげられない 私が1番にあの子の未来を信じなきゃいけないのに』
母親失格よね 震える声の先に視線を移すのが怖かった
「そんなことないです
子供が心配で夜も眠れてないのにサランちゃんの事を考えて少しでも遊んであげようとしてるじゃないですか
お母さんが そんな気持ちでも サランちゃんは嬉しいと思いますよ ｣
偉そうに語ってしまったと 顔色を伺えばポロポロと涙を流していた
『ちゃんと母親やれてるか不安だったみたい。ありがとう、貴方がそう言ってくれたから少し楽になった』
涙を拭って私に笑いかけると あ と声をもらして前を向いた
その視線の先を追いかけるとこっち来てと手招きをするサランちゃんがいた
「どうしたの？」
『見てみて！可愛いでしょ！』
白い花が不器用に紡がれて 大きな輪になっている 可愛らしい花冠を持って 花のように笑う
「うん、凄い可愛いね」
『あのね、これね...』
モジモジしているサランちゃんの目線はチラチラとお母さんの方に向いていた
「お母さん 喜ぶと思うな」
『ほんと？』
「うん、絶対」
行っておいでと軽く背中を押すと 走って花冠を母親の頭に乗せた
『まま、大好き！』
少し遠くで聞こえた声に
羨ましいなと思ったり
幸せな空気に包まれた夕方
5時の鐘が病院の広い中庭に鳴り響いた
『お姉ちゃんにも今度花冠作る！』
「ふふ、ありがとう」
悪いお姉ちゃんでごめんね
綺麗って言ってくれてありがとね
嬉しかったよ
お母さんの��また��という声に聞こえないふりをして背を向けた
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むむ - 背景どうやって変えてるのですか？お話も背景も素敵です！ (2020年10月18日 1時) (
レス) id: 4f6373e62a (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - あむさん» わわわ、天才だなんて嬉しいです（ ; ; ）続編も楽しんで貰えるよう頑張りますね(^^) (2020年4月23日 23時) (レス) id: 3e35ecee6b (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - とだけ咄嗟に送ってしまうほど素晴らしいお話でした（ ; ; ）続編も楽しみにしてます(Ｔ＿Ｔ) (2020年4月22日 2時) (レス) id: 3eaa161aad (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - 天才ですか？ (2020年4月22日 2時) (レス) id: 3eaa161aad (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - 華さん» ありがとうございます(^^)不意に思いついてしまったafterstoryです(笑)多分めちゃくちゃになると思うので覚悟しておいてください(( (2020年4月17日 19時) (レス) id: 3e35ecee6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
| 作成日時：2019年9月25日 3時
