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今年は雨が多い気がする。
朝、薄い壁に響く雨の音で 目を覚ます。
相変わらずの置き手紙で【今日は買出しお願いね】と 買うものリストとお金が置いてあった。
制服に腕を通しスマホを確認すると、少しうざったいメッセージ
jh:今日も寝坊かよ
jh:早く起きろ
jh:先生の溜息10回は聞いた
jh:あ、来るならお菓子買ってきてよ
「うるせっつの」
まぁ、嫌いじゃないけどね。
ジョンハンにテキトーに返事をして、ゆっくりと歩き出す。
財布には、お母さんに貰った2千円と おじさんから巻き上げた大金。
この大金は、ピンチって時に使えるようにしている
角を曲がれば、金木犀が花を咲かせている。
イヤホンから流れる曲は偶然ながらも、秋の風とマッチする音楽で 気分が上がっていた
「今日は調子いいかも。」
コンビニへふらふらと入り、彼らが好きそうなお菓子やジュースを腕一杯に抱きしめた。
私は2人の事を考えている時が 一番幸せな瞬間だと感じる。
でも そんな時間は もう時期消えてしまうだろう。
それでも、彼らがこの町を離れるまでに 苦しい思いを塗り替えられるくらい幸せな日々を過ごしたい。
軽い足取りで 教室へ入ると そこには1人で机に突っ伏しているスンチョルがいた。
「あぁ、今日体育あったんだ」
��3限 体育館 ��そう殴り書きされた黒板をぼうっと見つめていると 眠そうに唸る声がする。
窓際の席で日向ぼっこをしている彼の前に 腰を下ろした
秋風と太陽は 彼の頬を いとも簡単に撫でてしまう。
私はそんなに簡単に触れられないんだ。貴方達が羨ましいよ。なんて語りかけても 空は当然、答えてくれなかったけど。
「スンチョル」
いつも彼がしてくれるように、優しく耳に触れると身をよじった。
「スンチョル、好きだよ」
彼の耳へ届くことはなく、行き場を失った言葉が ぷかぷかと秋空に浮かんでいる気がした。
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ひょに(プロフ) - さささ様…！待っておりました(涙)大好きです応援しております、今回も最高ですねぇ… (2020年12月24日 9時) (
レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。 - ク、クパンだとぉ！？！？もうこれは私のための作品です（違う）もう、ほんっとうに最高です！！全部の作品が神作だなんて本当に凄すぎます…これからも応援してますね\(//∇//)\ (2020年10月24日 15時) (レス) id: a653328411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
| 作成日時：2020年10月6日 23時
