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「俺さ、アイドル目指そうと思って」
高校2年生 夏。
お巡りさんが子供を補導するであろう時間に3人で集まっていた。
ライターで花火に火をつけ、振り回し カシャっという乾いた音が何度も響く。
勢いよく吹き出す火花に そんなことを呟きながら 煙草を添えるジョンハン。
「俺と一緒に、ね？」
「スンチョルも？」
「そ。オーディションもうすぐなんだ」
若くして明るく染められた彼の髪が 飛び散る光に照らされる
寂しい。それが私の一言目。
私とスンチョルとジョンハンは 高校一年生で意気投合し 今の今までずっと3人で過ごして来た。
彼らの事は なんでも知っていると思ってたから、いきなりの出来事に、しかも2人の約束に戸惑ってしまった。
まあ、最初から 男の友情に入る隙間はないと思っていたんだけど。
「A？」
「いいじゃん、2人なら才能あるし。応援してるよ」
「ははっ、なにあからさまに拗ねてるの〜？」
「いひゃい！」
それに、こうやって目尻がトロンと垂れた スンチョルの顔が好きだ。
ふわっとした雰囲気に似合わない煙草。幾つも空いたピアス。
白い肌によく映える明るい髪に 私の頬を掴む 男らしい大きな手
全部、全部ね。
私は 彼の全てが好きで、愛している。
もちろん、恋愛感情で。
スンチョルにとっては、分かり合える友達 ポジションだろう。
きっといつまで経っても 彼の中の私が��恋人��へ昇格する日は来ない。
一度でいいから 酒に溺れて 記憶に残らなくてもいい。
間違ってでも 彼のこの手に触れられ 愛されたい なんて いつも考える。
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ひょに(プロフ) - さささ様…！待っておりました(涙)大好きです応援しております、今回も最高ですねぇ… (2020年12月24日 9時) (
レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。 - ク、クパンだとぉ！？！？もうこれは私のための作品です（違う）もう、ほんっとうに最高です！！全部の作品が神作だなんて本当に凄すぎます…これからも応援してますね\(//∇//)\ (2020年10月24日 15時) (レス) id: a653328411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
| 作成日時：2020年10月6日 23時
