My luv. 【SVTgirl】

スタートは仏の握手から ページ3

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まあ最近 引き算メイク？とかいうの流行ってるらしいしそんなノリだよ〜なんて社長が言うもんだから、なんだこの能天気おじさんはって突っ込んだ。




「とにかく、君たちは早く仲良くならなきゃならないと思うから 明日からAも宿舎生活だ。この子達とね」
「はい？」
「そんな驚くことじゃないよ〜、いいじゃないかこの先何年も一緒にいるだろう？」



そういう問題じゃないのでは？まじでなんなんだ社長。
だってこの中にはまだ私の加入を反対している人がたくさんいるはずなんだから。




「社長、僕たちずっと頑張ってきたんです。それなのに今更新メンバーって。
しかも 女ですか？」
「おい、スニョア。」




スニョアと呼ばれるつり目の金髪君は対抗心剥き出しで まあそう思うのも仕方ないよって同情したいくらいだ。




「俺も納得いかないです」


「ほほー、なるほどな。ホシとウジ。こいつらはまあこのグループの軸っていうか…
とにかく君の実力を気にしているみたいなんだ。」





ホシさんと ウジと呼ばれる低身長で伸びきった金髪が印象的な男。
まあ練習生内で少し噂になってたから、名前は知っていた。

ホシさんは振り付けやフォーメーションまで手掛け、ウジさんは作曲、レコーディングまで出来るんだとか。
いわゆる自主制作ってやつ。



「この子はね 今月デビューする女の子達と一緒にデビューさせるつもりだったんだよ。
でも、何故ここに連れてきたと思う？

実力が有り余っていたから。普通の女の子のグループには勿体無いくらいの実力で、持て余してしまう未来が見えたんだよ。君達よりは性別の面で体力が劣るかもしれない。でも俺が連れてきたんだ。この子の実力に嘘はない。な？A。」





いやいやいや。この流れで私に話振りますか？
なんか皆さん黙りこくっちゃってるし、なんかさっきより熱い視線送ってくる犬居るし。




「社長の言葉でハードルが上がっていますが 負けず劣らず頑張っていこうと決めたので どうかこれからよろしくお願いします。」




頭をさげると 下げないで〜と優しい声が降ってきた。
顔を上げると 先程の優しそうなタレ目お兄さんが手を差し伸べてくれている。

なんて優しいんだこの人は。そんな印象。

ゆっくり手を握ると さらに強く包み込んでくれる。
いや、泣いた。神か。この人は神か。





「リーダーのチェ スンチョルです。」






よろしく。
その言葉で 私の紅一点生活が始まった。








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ホシさん勘弁→←マイナス1

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