with me

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しばらくして あれから2回目の金曜日を迎えた週。




『あ、今日って、、』

「あぁ、Aさん。今日は以前お世話になった取引先の方が来る日だ。」





部長にそう言われ なんの連絡もくれなかったくせに
と トーク履歴を見返した。




「で、今日はミンギュくんと 対応に当たって欲しいんだけど。」

『………』

「あれ、なんかダメだったかな？」

『いえ、、』




よりによって、なんでミンギュ。
ウォヌには名前バレてないけど、ミンギュは名刺見たら分かっちゃうし。





「ヌナ〜」

『先輩』

「A先輩！今日はよろしくお願いします〜」





よそよそしいミンギュを睨みつければ 最近冷たいねなんて言ってくる。お前がオフィス内で煩いからだよ

私達の噂は いつの間にか 会社中に広まってるし
なんか本当に信じ込んじゃって泣いてしまった女の子もいるらしい。

噂立てるやつも 暇かよ としか思わないけど






: 今日よろしく

ウォヌ : よろしく、こっちも後輩付けてくから





今日の取引は 私達は見守る側で 後輩の腕試しとでもいったとこだ。

まあ、修羅場にはならないだろう。
ミンギュも大人だし、その場では何事も無かったようにしてくれるはず。


そう思ってたのも上手くいかず。





「は？」

「どうされました？」

『…ミンギュ、ほら、挨拶』

「…よろしくお願いします」





付き添いできていた 可愛らしい顔をした男性の次に貰った名刺を見て 声を漏らしたミンギュ。

ミンギュは私を見て 「なんですかこの状況」なんて訴えかけるような顔。




ウォヌはその光景を見て理解してしまったらしく軽く鼻で笑われた。 あぁ、こいつがこの前電話を寄越した後輩か って。





「じゃあ、俺らは外でてるから。
2人で 話進めてみなよ。頑張れ」

「えぇ、ヒョン………」

「いや、え？ヌナ？」





ウォヌに連れ出されてしまい 人目のつかない会議室の端っこに来た。





『な、なに』

「あいつ？お前の事抱いたの」

『だったら何よ、』

「…イケメンだし、ムカつくんだけど」

『ちょっ、ウォヌ、ここ、ん、』




勤務中なのに こんな所で こんな事。
立ってる私の足の間に ウォヌの膝が入ってきて 体がびくつく。




「なんか感度良くね？」

『は、ぁ、ほんと、に バレるからぁっ…』

「まじ煽り方天才だよな」



手が ブラウスのボタンにかかった時
ガチャっと開いた扉に どうか上司じゃないでくれとだけ思った。



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