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彼女の手を握り、目を覚ますまで1人でしゃべり続けるホシ。長い秒針が12で止まり すぐに右へ動き出した。
すると、一ヶ月眠っていたとは思えない程にすんなりと体を起こした彼女。
HS「A？良かった…良かった…」
泣きじゃくっているホシを見て、ごめんと笑ったAは、徐ろに話し始めた
「夢。見てたの」
HS「うん、どんな夢？」
子供をあやすように 優しい声で聞いたホシ
「私が 死神になってホシオッパと出会う話。
でも死神はホシオッパの寿命を知ってなんとか生かそうとするの。それで、私が 代わりに 星になって離れ離れになった夢」
HS「……不思議な夢だね」
「本当、不思議な夢」
一方、ウジは病院の廊下を走っていた。
何人かの看護師に走らないでくださいと注意されたが そんな言葉は彼に届いていない様子だった。 勢いよくドアを開け 何かに恐れるよう カーテンの向こうへ足を踏み入れたウジ。
WZ「……A、？」
彼女を見て唖然としたウジに Aは笑いかける
「ねぇ、ホシオッパ。
カシオペヤ座って知ってる？」
HS「カシオペヤ座？」
ホシは何も知らないようだった。
まるで、一部の記憶が無いかのように。
「そう、カシオペヤ座。今はね、１つ消えちゃって カシオペヤ座って呼べないんだけど」
HS「どんな星なの？」
「そうだな…2等星と3等星で出来てて、綺麗な形をしているの。だから見つけやすくて
いつも空から見守ってる星。」
そうなんだ。
久しぶりに話せた嬉しさでまた涙を流したホシが発したのはその一言だけだった。
その場から動けずにいたウジは Aに問いかけた
WZ「お前は、本当に それでいいのか？」
そんな質問に さすが、頭の回転早いですね。 そう笑ったA
「いいんです。ね、スニョア？」
急に呼ばれた名前に その呼び方いいね と泣きはらした顔を上げたホシ。
ウジは何故、
彼女にそんな事を聞いたのだろう
それは、彼女の瞳が 青黒く光ったからだ。
「ねぇ、スニョア。ううん、ホシオッパ」
HS「ん？」
「＿＿＿＿＿＿また、会えたね」
この物語は、ひとつの星が 1人の女性を
1人のアイドルが ひとつの星を .
消してしまった物語。
fin.
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ぴ(プロフ) - うわぁ、すごく…良い作品でした…語彙力が足りないのですが、最後の終わり方がとても素敵でした (2月23日 8時) (
レス) @page40 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
於音###(プロフ) - 完結おめでとうございます！！感激、感動しました。あまりにも切なくて、何故ウジは記憶があるのか。それがユンギの優しさなのか試練なのか。報われない恋を2度したウジと命を救われた記憶を失ったホシ。違う意味で苦しいなと感じました。本当に素晴らしかったです。 (2022年11月11日 3時) (レス) @page39 id: 496f51af64 (このIDを非表示/違反報告)
名無し54892号(プロフ) - 最後…凄くゾワッとしました…勿論良い意味で！！物語の構成が素晴らしすぎてこんな作品中々出会えないと思います…！語彙力がなくて伝え切れませんがとにかく凄かった…！面白かった！と言うことをお伝えしたいです😂素敵な作品をありがとうございます！ (2022年9月7日 22時) (レス) @page40 id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - うすすさん» うわ〜ありがとうございます（ ; ; ） 私の作品で感動してもらえるのは本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそありがとうございました(^^) (2020年5月22日 22時) (レス) id: 3e35ecee6b (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 完結した…。最後がもう感動というか…、とにかく最高です。さささ。さんの書く物語の終わり方がぶわっっってなるのがもう本当に素晴らしいの一言に尽きます。ウジが報われないのもんん…という感じで面白かったです。素敵な作品ありがとうございました！感動した…。 (2020年5月13日 18時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
| 作成日時：2020年4月17日 21時
