Scared Daughter

第5話 ページ6

side莉沙

城の中に入り会議室へと足を進めていく、すると
前方に人影が見えた

莉「だっ誰？」

私の声に気づいた人影はこちらに振り向く

？「あ？ おぉ、リサかよ…ってお前！！？」

莉「ふ、フックさん！？」

そこには職場の上司？ であるフック船長が、

フック「こんな早くに仕事か？」

莉「いえ…違うのですけど…あの……」

フック「ﾁｯ まぁ俺には関係ねぇ、他の奴らなら中にいるぞ」

そう言って煙草に火をつけ始めた
私も話すことはないので部屋に入ろうとしたが、
何か思い出したようでフックさんに声をかけられた

フック「いや、関係あったな…アレどうした？」

莉「アレ…レイピアの修理ですか？」

首をかしげながら問いかけてみる

フック「そう、それだ！ 早めにしろ」

莉「分かりました、3日以内には！」

フック「あぁ、まぁ頑張れよ」

そう言い私の肩を2回叩き去って行った…

莉「フックさん…帰っちゃった」

フックさんは数少ない味方の1人…
出来ればいてほしかった

誰もいない廊下を見つめため息をつく

莉「仕方ない」

会議室の扉にノックをする

トントン

莉「失礼します莉沙です」









？「…入りなさい」

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