Feb.360 ページ26
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P機関のデスクでは、そわそわしてしまい集中出来なくて、私はESの社員食堂で仕事をすることにした。
コーヒーを片手に、さっきコピーした紙ベースの応募してくれた人達のリストを眺めていれば、見知ったユニットを結構見かけた。
「Knightsも、fineもある…?え、バンドじゃなくない?」
「Aさん、お疲れ様です!」
「お疲れ様ッス!」
独り言を零していれば、そう声をかけてきたのは創くんと鉄虎だった。珍しい組み合わせって思ったけど、そういえば2人は昨年同じクラスだったな。
リストを裏にして顔を上げる。相席を促せば、「ありがとうございます」と2人は座った。
「Aさん、プロデューサーに戻るんスよね!守沢先輩が騒いでたッス!」
「に〜ちゃんも驚いてました。僕達、ギターとか弾けないのに、つい応募してしまいました♪」
「Ra*bitsってバンドのイメージないッスね」
「でも、僕達、トランペットとかで客引きしたことあるんですよ。ロックバンドとは違ってしまうんですけど…」
彼らの言葉を聞きながら、リストをもう1度眺めてみれば、ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムといったようなスタンダードなロックバンド形式を取っているグループは思ったよりも少なかった。
バンドとは、みんなが思っているようなロックバンドだけとは限らない。楽曲を演奏する集団のことだから、創くんの言うように金管楽器でもありっちゃありだ。
「応募数やっぱり凄かったんですか?」
「うん、そうなんだよね。詳しくは言えないんだけど、思ったよりも多くて…」
「やっぱりそうなるッスよね〜。」
「やっぱり?」
首を傾げれば、
「だってAさんは夢ノ咲で伝説のプロデューサーとして有名ッスもん」
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玲咲(プロフ) - あんスタのお豆さん» こちらこそありがとうございました!思い返してみたら、Edenあんまり出てなかったな…と思ったので今回リクエスト貰えて良かったです!これからもよろしくお願い致します! (2022年2月10日 21時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタのお豆 - ありがとうございました!どこのユニットもですけどほんとに個性強いですよね!笑笑 Eden大好きなので書いていただけたのが本当に嬉しいです!終始ジュンが可愛かった笑笑 (2022年2月10日 20時) (レス) @page12 id: b1296ee47d (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» そうだったんですね(´・・`) (2022年2月10日 20時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 玲咲さん» 零様取りたくて、55回まわしたのに出なかったです、、 (2022年2月10日 16時) (レス) @page12 id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» コメントありがとうございます!原作のストーリーも最高でしたね!(^^) (2022年2月10日 1時) (レス) @page11 id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲咲 | 作成日時:2022年2月1日 15時