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4話 ページ5

翔太side



一緒に帰っているAの横顔はいつになく暗かった。


聞いても言わないから、聞かないことにしたけど。大体わかる。






"相川真冬"のことだろう。





あいつと付き合い始めてからAは幸せそうなのに、いつもどこか悲しげな表情で。





そんな顔するくらいなら、いっそ俺にすればいいのに...


なんてね。





相川は女遊びが激しいと有名だ。




女なんていくらでもいるのになのにどうしてAにかまうんだ。





負け惜しみでしかないそんなことを考えながら、Aと帰り道を歩く。






Aの元気がなくて、
沈黙が続く帰り道は、いつもより長く感じた。

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作者名:流雨 | 作成日時:2018年11月14日 0時

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