今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:42,215 hit
小|中|大
14話 ページ15
夢主side
先輩と付き合うことになったという噂は瞬く間に学校中広まった。
まぁ、女遊びが激しいって有名な先輩が、
急に一人の女の子だけ、ってなったらそうなるか。
私は、彼方先輩と普通の彼氏彼女になった。
デートもして。
キスもして。
いつの間にか本当に先輩を好きになっていった。
でも、
真冬は私と先輩が付き合い始めたという噂が流れてから、
より一層私と距離をとるようになった。
それがなんだか凄く寂しくて。
悲しくて。
やっぱり真冬が他の子といるのを見ると胸が苦しくなった。
私、やっぱり真冬が好きなのかな。
なんて考えたりしたけど、
そんなわけない。と自分に言い聞かせるようにして、
彼方先輩に縋っていた。
彼方先輩がいなくなったら、私はきっとひとりぼっちになってしまうから。
先輩だけは、いなくならないで。
気がつくと頬に一筋、涙が零れていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
193人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:流雨 | 作成日時:2018年11月14日 0時