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国見side
入学式の最中に懐かしい奴が現れた。
懐かしいっても…名前だけ。
俺が知ってる奴とは全くの別人だった。けど、声が同じだった。出身校も。
正直、驚きを隠せない自分と、どこかに許せない自分がいる。
だって、だって彼奴は…
___一年前まで、学校を騒がせた大悪女だったはず。
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貴女side
『いや、確かに同一人物だけどさぁ………。』
何故かコイツはずっと同じような事を言ってくる。
国「お前が変わったとしても何も出来ないから。」
『お、お……?』
あー、めんどくさい。早くスイパラ行きたい。
塩キャラメル味の限定スイーツにチョコケーキ、マシュマロ…。
学校終わったら行くつもりなのに。今日が長く感じるわ。
私のスイパラ…
『……めんどくさいから明日ね。ハイ終わり。おやすみ〜…。』
終わらせてやったよ。めんどくさいもん。
コイツはどう思ってんのか知らないけど私はあの件に関してもう終わったと思ってる。
高校だし、昔の事引きずってたら楽しく生活できないし。
だから昔はどうでもいいかな。
だって今ゲームという素晴らしい物に出会ったから。
今日が終わったらスイパラかぁ…!
たのすぃみ。
期待を胸に詰めて目を閉じた。
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作者名:*雫莉*⇔梓 | 作成日時:2017年3月26日 23時