16人の鬼を連れた少女

↓かけっこ ページ6

『逆にばれないと思った？私の感覚の鋭さは知ってるでしょ』

ドヤ顔で言うのが気に入らないのか思いっきり頬を抓られる。痛い‥

ゾ「めっちゃ伸びるなぁ!!流石は7歳児」

『せいしんねんれいはおばはんやぁ‥』

ゾ「んふふ、やっぱり幼いAも良いなぁ。どんなAでも好きやけど。」

そう言って肩車をされる。うーん、小さいからねぇ。ゾムは180近くあるし、結構高い。

神「あ、ゾム。俺が肩車しようと思ってたんだけど?!」

ゾ「早いもん勝ちや!」

兄「ほらほら、喧嘩すんな。A、クラレ先生の所行くけど一緒に行くか？」

『行く！多分、大先生も捕まってるだろうし』

神「俺も行くよ。丁度クラレ先生に薬草届けんといかんし。」

ゾ「お前らが行くんなら俺も行く!」

『せや、鍛錬込めてかけっこしようよ！血鬼術ありで。』

ニヒッと笑いながら言う。血鬼術とは、鬼であるゾム達が特別に使える術の事だ。私達の住む山が昼なのに夜の様に暗いのも、ゾム達以外に鬼がこの山に住んでいないのも血鬼術のお陰なのだ。因みにかなり強い。私も鍛錬の時は皆に協力してもらっている。

ゾ「おお!面白そうやん!でも、Aが不利やないか？」

『馬鹿、私はwrwrd国の噂の最強幹部だったんだよ？それに鍛錬に協力してもらってるから皆の弱点くらい分かってるよ。ほら、やろ？』

神「んふふ、良いじゃん。俺の血鬼術に任せなさ〜い！」

兄「はぁ、しゃあないな。飯前の運動や。怪我するなよ？」

『おん！んじゃ、位置について‥よーいドン!』

そう言った瞬間、三人の姿が消える。大人気ない!!

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