その十二匹 ページ23
俺は人間が嫌いだった。あいつらは森を壊し、自分達に良い事しか受け取らない。好き勝手に動物達を殺す。まぁ、猟をする事は良いめう。狩って狩られる事は世の中の決まり。弱者は強者に食われる。その代わり強者の数は弱者よりも少ない。こうして世の中は循環していっためう。だが、あいつらは必要以上の動物を狩る。昔こそ良かったものの時代が進む内にどんどんとそれは激しくなっていった。
そしてある日、山の主である俺は致命的ミスを起こしてしまった。
満月が昇る夜中。山の中でも比較的力のある大熊が人里へ降りようとしていたのだ。
？「やめろや。熊よ、直ぐ様山へ帰るべきめう。」
熊「主よ、俺は限界だ!食べ物だって少なくなっている!人里に行けば食べ物がある!!」
？「そうだが、殺されるぞ。人間には銃があるからな。お前でも勝てん。」
あれは恐ろしい武器だ。近づかなくても殺される。体が血が溢れる。あれは、人間が作った凶器だ。そんな物を持つ人間には勝てない。だから俺は、毎日の様に見張りをするのだ。森の動物達が無慈悲に人間に殺されぬ様に。
なのに
熊「動物でも無い化物の癖に！」
？「…言い寄ったな？」
熊と戦った。まぁ、その結果は分かる通りに俺は負けた。所詮、主というのは知識と血だ。俺の親父も主であった様に俺も主になった。ただそれだけだ。
所詮、俺は弱い狐だ。なのに、
何故俺は拒絶されなあかんやろ。親父みたいに異常やなかったら良かったんか？
俺が、こんな異常だからあかんのか？
あぁ、なんで俺は人間になれるんやろ。なんで普通の狐じゃ無いんやろ。
こんな異常な俺、いらないんや。
怪我を負った俺はそのまま寝てしまった。
この怪我が俺の人生を変えるとは思っていないまま。
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
