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？「楽しそうやな、あんたら。」
俺がそう言うとビクッと全員が顔をあげて此方を見た。その目には驚きがあった。
kn「誰やお前！」
？「名前なんてありませんよ。言うとしたらペンギンですかね。」
そう言うとスンスンとトントンと呼ばれていた豚が鼻を鳴らして言った。
tn「グルさん。こいつ、同じ様な匂いするで。他の奴等の匂いにまじってよう分からんけど。多分こいつや。」
鼻を鳴らしながらそう言うトントンさんに対してグルッペンさんは興味深そうにじろじろと見ているだけだった。
zm「なあなあ、ペンギン。お前、何でこんな所に居るん？」
？「何でも何もありませんよ。此処が水族館だからです。私も他の動物達も此処から出る事はできないんですよ、自力では。」
ut「ゾムさんは知らんやろ。此処、人間が珍しい動物を見る為に造られた施設なんやで。まぁ、動物達からしたら適切な環境で飯貰えて幸せだろうけどな。俺が昔居った猫カフェみたいなもんや。」
そう鬱と呼ばれていた猫が言ってAさんに擦り寄る。
『鬱？どうかしたの？』
ut「ん〜、何でも無いで？ただ猫カフェで人間の雌に撫でてもらうよりもAちゃんに撫でて貰った方がずっとええなぁって思っただけや。」
そう言うと言葉が分かるはずないのにAさんはず頭と喉を撫でた。ゴロゴロと鬱さんは気持ち良さそうに喉を鳴らして言った。
ut「これや、これ。Aちゃんに撫でてもらうのが何よりもの幸せ。あぁ、ほんまにAちゃんの為なら何でも出来るで。」
『ペンギンさん、可愛いね。』
ut「Aちゃんの方がずっとかわええよ。あー、俺もAちゃんの事抱きしめて撫でてやりたいんや、膝枕してもらいたいんや…」
チラリとこちらを見てそう言った。それを見て私は思わず口にする。
？「羨ましい、私は誰かにきちんと愛された事なんてないのに。そんなに愛してもらえて愛する事が出来て。」
その言葉にグルッペンと呼ばれていた犬がゆっくりと私を見上げた。
gr「なら、俺達の家に来るか？」
？「…え？」
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
