幹部と赤マフラー ページ17
『トントン、何で救急箱?』
トン「指！切れとる!」
そう言われて見ると軽く切り傷があった。でも、もう塞がっていて血も出てない。
『いや、小さいからダイジョ「大丈夫なわけ無いやろ!」お、おう‥？』
トン「こんな傷でも菌は入るんやぞ?もし、そのせいでライが死んだらどないするんや⁉」
そう言いながら綺麗に手を消毒して薬を塗って包帯を巻く。‥‥‥過保護?うん、昔も過保護だったけど更に過保護になってないか？
トン「これで良し。もうこんな傷作ったらあかんからな？」
『‥うん、でもこれはやりすぎなんじゃないかなトントン君』
ぐるぐるに巻かれた指を見ながら言うと何かが落ちる音がした。見上げるとトントンが汗を浮かべながらこっちを見ていた。足元には救急箱が転がり落ちていた。なんだと思い、どうしたの？と声をかけるといきなり土下座をした。
‥‥‥へ？
トン「‥ごめんな？うざかったよな？いきなり連れ込んで包帯だなんてうざかったよな？もしかして、嫌いになったんか？嫌や、嫌いになんかならんでくれ。ライは神様、俺等の神様なんや。お願い、何しても良い。殴っても良い。殺しても良い。ライに言われた事なら何でもする。殺しでも、戦争でも、実験体でも良い。だから、だから嫌いにだけはならんで。お願い、お願いや!」
私の小さな体に縋りつきながら言う。赤い目が必死になって訴えてくる。
『ま、待ってよトントン!嫌いになんかならないから！ほら、大丈夫だからね？！』
トン「本当か‥‥?嫌いになっとらん?」
『なってない、なってない!』
そう言うと安心したように良かった‥と呟いて救急箱を片付け始める。一体何だったんだ?てか、神様ってなんだ?
『トント「ライ居るめう?」』
トン「？オスマン、どうしたや」
『マンちゃん、どうかした?』
突然開いたドアと共に長髪の少年、マンちゃんことオスマンが入って来た。マンちゃんは家の外交官で良く語尾にめうが付く可愛い子である。
オス「今から、グルちゃんとエミさんとお茶するからライもどうかなぁて思って探してためう。」
『お茶会!?行く!』
そう即答しながらトントンもどう?と言うとライが言うならと言われる。マンちゃんのお茶会は甘い物も出て楽しいのだ。
オス「じゃ、早速行くめう!」
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猫狗 - 僕もsnさん推しです！わぁ、同士ぃ...神作ありがたいっす...あと途中で出てきたリンクが某神ゲーの主人公味がぁ... (12月28日 14時) (
レス) @page16 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません） (6月21日 16時) (レス) @page21 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
社畜 - うおお…我々メンバーの個性身内ネタ満載や…すげぇ…文に才能を感じる… (2023年4月7日 2時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
はいちゅううまぴ - あっあっ( °Д° )好きぃ( °Д° ) ありがとうございますぅ( °Д° ) (2022年4月30日 14時) (レス) @page13 id: 466fb15abb (このIDを非表示/違反報告)
ﾋﾟｶ! - Snさん推しです！声や発言？も面白いので、過去の動画見返してます。 (2021年7月20日 21時) (レス) id: 213e57cdca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年6月1日 19時
