幹部は何故此処に居る ページ22
ぐるりと周りを見渡す。確かに中庭だった。この広い城は荒らされぬ様に中庭にはひとらんが育てる野菜やペットである犬などの動物が居るのだ。畑を荒されたらひとらんが。動物を殺されれば兄さんが激怒するからね。この2人は怒らせたらマジで怖いから。
てか、問題は先程までお茶会していた私が何故中庭に居るのか‥なんだけど。
兄「‥もしかして、グルッペン達が何かしたんか？」
ムギュッと抱きしめる。うわぁ、落ち着く。流石は兄さん。我らが兄貴。怒らせると怖いけど安心できるわ。
『なんかね、グルッペン達が変な首輪を着けようとしてきたんだけど…兄さん達知ってる?』
思わず先程の事を言ってしまう。いや、兄さんもひとらんも安心できる立ち位置に居るから!
ひ「‥‥‥もしかして、そこから逃げ出してきたの？」
『いや、兄さん達が居ればって思って‥そしたら、此処に‥なんでだろ?』
「「‥‥‥‥‥。」」
数秒、間が空く。兄さんもひとらんも真面目そうな顔をしていた。
兄「もしかしたら、個性かもしれんな…」
『え？』
ひ「うん、でも俺達の事を思って‥か。ヘヘ、嬉しいなぁ。」
ニコニコとひとらんが笑い兄さんも笑う。うん、やっぱりこの2人は正常だ。てか、個性‥か
『何の個性だろ‥。』
兄「うーん、大先生の個性に似とる気がするけどな‥。あぁ、そうや。クラレ先生の所に行けば分かるやろ。丁度さっき帰ってきたらしいからな。」
「クラレ先生?帰ってきたんだ!」
嬉しい。あ、クラレ先生ってのは準幹部兼城の科学者的地位に立つ研究者の事だ。私が来た時は何でも国外の発表会に行っていたらしく発表会が終わった後直ぐに帰ってくると言っていたけど‥帰って来たんだね。
『じゃ、兄さん、ひとらん会いに行って来るね。』
「「行ってらっしゃい」」
グルッペン達の件よりもそっちの方が大事。私はラボに向かった。
兄「さて、グルッペン達を叱りに行くか。失敗しやがって‥」
ひ「でも、俺を信用してくれてるってのは嬉しかったけどね」
兄「お前だけじゃ無いやろ‥。まぁ、確かに俺達を信用してる‥か。そのまま、俺達に縋ってくれれば良いのに‥」
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猫狗 - 僕もsnさん推しです！わぁ、同士ぃ...神作ありがたいっす...あと途中で出てきたリンクが某神ゲーの主人公味がぁ... (12月28日 14時) (
レス) @page16 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません） (6月21日 16時) (レス) @page21 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
社畜 - うおお…我々メンバーの個性身内ネタ満載や…すげぇ…文に才能を感じる… (2023年4月7日 2時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
はいちゅううまぴ - あっあっ( °Д° )好きぃ( °Д° ) ありがとうございますぅ( °Д° ) (2022年4月30日 14時) (レス) @page13 id: 466fb15abb (このIDを非表示/違反報告)
ﾋﾟｶ! - Snさん推しです！声や発言？も面白いので、過去の動画見返してます。 (2021年7月20日 21時) (レス) id: 213e57cdca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年6月1日 19時
