改めまして ページ43
『私のこともきちんと説明していなかった、なんてことはありませんよね？』
Ut「…。」
『鬱様？』
「いや、だってな？詳しく説明したら、Aちゃんのことが知れ渡っちゃうやろ？だから…」
『幹部様だというのに言い訳ですか？鬱様。』
Ut「だって…」
『だっても何もありません。今までは許されたのかもしれませんが、私が総統閣下に雇用されている以上は食生活も身の回りもだらしなくするのは許しませんからね。』
「はい…。」と再び頭を下げる兄さんの姿を見た俺は確実に確信した。この人は、強い。そして、きっと怒らせると怖い人だ。思わず背筋が伸びる。Aさんは再び俺の方を向くと困ったような申し訳無さそうな顔で言った。
『申し訳ありません、チーノ様。てっきり鬱様が私のことをきちんと説明してくれているものだと思いまして、簡単な挨拶だけで済ませてしまっていましたね。改めて自己紹介をいたしましょう。』
ここから聞いた話は何とも言えない話なので割愛させてもらう。でも、簡単に言えば、俺の想像は妄想だった。
それどころか被害者は兄さん達では無く、Aさんだったのだ。話を聞いた俺はブワッと汗をかきながら、Aさんに謝罪を入れた。とんだ勘違いに恥ずかしくなったのだが、Aさんは笑いもせずに『鬱様が言わなかったのが悪いのですから、勘違いしても仕方ありませんよ。寧ろ怖がらせてしまったようで申し訳ありません。』と再び謝られた。そんな態度をとられることは早々に無いので少しむず痒い気持ちのまま俺の方も自己紹介をする。
Ci「改めましてチーノと言います。兄さん、鬱様の部下です。魔法は時間を操ります。とは言っても、人には長く使えんので約に立たんので、雑魚魔法なんですが。」
俺の魔法は雑魚な魔法だ。時間を進めたり、戻したりすることが出来る。それならチート級ではないか、と思うかもしれないが条件があるのだ。どうせなら、もっと強い魔法が欲しかった。兄さんみたいにマップを駆使して戦いたいし、ゾムさんみたいに空中を飛べても良い。こんな雑魚魔法なら最初から要らなかったと何度も唸ったくらいだ。
『言葉の意味を履き違えておりますよ、チーノ様。』
ヘラヘラと笑う俺に対して、Aさんが言った。
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名無しのみき - めっちゃご飯食べたのにお腹すいてきた… (11月6日 0時) (
レス) id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
冬菜 - ご飯食べたばっかなのにもうお腹が空いてくる… (8月1日 22時) (レス) @page32 id: 73572317b8 (このIDを非表示/違反報告)
社畜 - このシリーズよんどるとどんどん料理の知識が手に入るっピ…ナポリタン問題で、🍅くナポリタンは日本料理♪なんｄ((」が頭の中に流れこんできたんはワイだけやないはずや.…それであっ、ってなったんもワイだけやないはずや… (2023年4月6日 22時) (レス) @page31 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜 - お腹が空くよ… (2023年2月10日 16時) (レス) @page32 id: 73572317b8 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 - 暇な時に読むと止まらなくなる面白さが神作品すぎる……！ (2022年7月18日 7時) (レス) @page13 id: 11a0afe11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2021年5月16日 12時
