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「A様」
必死に俺に抱きつこうとしているグルッペンを避けていれば名前を呼ばれる。見れば護衛君と彼の兄だった。
「誠にありがとうございました。弟と無事に再会出来たのも、奴等を倒せたのも、全ては貴女様のお陰です。日の国の名に置いて、貴女様に一生の忠誠を誓いましょう。」
『あぁ、今後もよろしく頼む。あと、この作戦を考えたのはグルッペンだ。勝手に進めたのもコイツだがな。礼はグルッペンに言え。』
そう言えば、「感謝します、グルッペン殿。」と兄は礼を言った。護衛君も礼をした。
「貴女様は本当に優秀な部下をお持ちだ。弟を殺したとして偽物の首を遣わし、奴等の元で機会を伺っていた私に手紙を送るなど…素晴らしい作戦だ。」
『当然だ。俺の1番の部下だからな。』
そう言えばグルッペンは嬉しそうにする。ちょろいな。
「それにしても、良く私が☓☓☓☓☓と身内であるとお分かりになりましたね。奴等で冴え気づかなかったというのに。」
そう言って不思議そうにする。
『分かるさ。護衛君の首を見た瞬間に殺意を飛ばしていた。顔立ちも似ていたし、これはそうだと思ったんだ。グルッペンも気づいてたと思ってたがな。』
勿論!と言うグルッペン。まぁ、前世伊達に刑事をやってた訳じゃ無いさ。
……………《港》………………
無事に港に到着をした俺達は船で送る。今後、東洋の国は彼等兄弟が治めるだろう。あ？犬にすると決めていたじゃ無いか？他人の幸せを侵さない限りの話だ。彼等にとって兄弟で幸せに国を治めるのが幸せだ。
「A様」
船が出港する間近、護衛君が俺の名を呼ぶ。
「貴女のお陰です。本当に、本当に、ありがとうございました。」
『俺は国を守っただけだ。気にするな。』
そう言うと静かに笑い、俺に手を向ける。その手を握った護衛君は片膝をついた。
「前言を撤回致します。俺は、貴女に忠誠を誓いましょう。貴女の為に刀を持つ事をこの身に刻みましょう。大和男子の名に掛けて。」
静かに夕日が沈む中で護衛君はそう言った。
そして、暫くして船が出港した。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね！私逆ハー大好物なので嬉しいです！wrwrdの人たち全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2023年4月12日 19時) (
レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員に愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年11月1日 20時) (レス) @page33 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - …更新無いの、悲しいです。 (2022年5月24日 22時) (レス) @page33 id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 更新お願いします (2022年2月27日 12時) (レス) @page33 id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
. ̫ . - この作品めちゃくちゃ好きです、、、更新待ってます。 (2022年1月7日 19時) (レス) @page33 id: d0a20ce8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年3月1日 8時
